パルシステム協力会が困窮者支援活動に寄付 「もやい」など10団体へ200万円贈呈

2021年5月14日

パルシステムと取引するメーカーや委託会社などで構成するパルシステム協力会は生活困窮者を支援する10団体へ合計200万円を寄付することになりました。贈呈式は5月14日(金)、オンラインで実施しました。

“共生の社会” 実現の一助に

贈呈式には、パルシステム協力会から安田昌樹会長(北海道漁業協同組合連合会代表理事専務)と竹内周副会長(オンライン=株式会社井ゲタ竹内常務取締役)、江橋邦夫事務局長(三菱食品株式会社執行役員ライフネット本部長)が出席。贈呈される支援団体を代表して認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長が、目録を受け取りました。

目録を手にするもやい・大西理事長(画面上)と協力会の安田会長(左)、竹内副会長(画面下)、江橋事務局長(右)

安田会長は「経済だけでなく社会的にもつながりを失い、困窮する人が増えています。『助ける』『助けられる』でなく、対等な立場から共生の関係を目指す活動に共感しています。寄付金が活動の一助になれば幸いです」と期待しました。

これに対し大西理事長は「活動の理念まで共有くださり、うれしく思います。コロナ禍で相談者の数は急増し、それでも支援の手が行き届かない人が多くいます。引き続き活動への理解と支援をお願いします」と話しました。

贈呈先と支援団体の主な活動内容は、次の通りです。

認定NPO法人 自立生活サポートセンター・もやい 生活困窮者の生活相談、医療相談
一般社団法人 あじいる 生活困窮者の生活相談、医療相談、資源回収
認定NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ ひとり親家庭への相談、就業・就学支援など
新宿ごはんプラス 生活困窮者へ無料の食事提供&ワンストップ相談会
特定非営利活動法人 TENOHASI ホームレスや生活保護受給者の自立支援活動
一般社団法人 全国フードバンク推進協議会 フードバンクの推進を通じた食品ロス削減、貧困問題の解決
府中緊急派遣村 労働相談、生活相談、食糧支援など
企業組合あうん 生活困窮者の仕事づくり、医療相談、フードバンクなど
認定NPO法人 セカンドハーベスト・ジャパン フードバンク、フードパントリー活動
フードコミュニティ 子ども食堂や高齢者サロン、フードバンク、生活困窮の大学生を対象とした食材支援活動

パルシステムグループでは、2008年の「年越し派遣村」を契機に、生活困窮者への支援活動に取り組み、主に予備として発生する青果やパンなどを提供しています。

大人食堂へかんきつ150人分を提供 厳しさ増すなか 多くの来場|2021年5月6日

女性相談会へ青果、介護事業者へ衛生用品を提供 誰もが安心してくらせる社会をめざして|2021年3月23日

年末年始の困窮者支援へ2千食以上を提供します コロナ禍こそ助け合いを|2020年12月24日

ひとり親世帯へ米6.4tともち2.1tを提供 穏やかな年越し願い2,140世帯へ|2020年12月17日

「外国人のための相談会」に参加し食品を提供 社会保障を受けられない困窮者が急増しています|2020年11月4日

「コロナ緊急アクション活動報告会・対政府交渉」に参加 命を守るための切実な声が寄せられました|2020年8月24日