埼玉と新宿で食品を提供 子ども食堂通じた給食用食材の提供にも協力

2020年6月3日

パルシステムは5月29日(金)、30日(土)の両日、生活困窮者への支援活動に参加しました。新宿では184人へ青果やパンなどの食品を提供したほか、さいたま市では学校給食に使用できなかった食材の仕分けや配布に協力しました。

埼玉県内85カ所で「プチパントリー」

さいたま市では29日(金)、埼玉県子ども食堂ネットワークが中心となり、子どものいる家庭に無料で食材を配る「ホームステイ応援プチパントリー」が行われました。学校の休業により活用できなかった食材など24トンを県内85カ所ある支援団体を通じて必要とする家庭へ提供しました。パルシステムからはキャベツや玉ねぎなどの青果を提供したほか、パルシステム埼玉の職員が物資の仕分け作業などに協力しました。

ネットワーク代表の本間香さんは「受け取りに来る家庭は、シングルマザーや子どもの多くいる方が増えてきています。新型コロナウイルスの影響で、仕事が減ったり失われたりする人は増えています。今後も活動を継続していく予定です」と話しました。

新宿では184人へパンと青果を提供

新宿の都庁前の「新宿ごはんプラス」には5月30日(土)、訪れた184人へ青果とパンを提供しました。参加者は食品のほかマスクやせっけん、消毒液などの衛生用品も配られました。希望者を対象に医師による健康相談や生活相談も行われました。

パルシステムグループでは、2008年の「年越し派遣村」を契機に、生活困窮者への支援活動に取り組んでいます。青果専門会社の株式会社ジーピーエスやパン製造の株式会社パルブレッドを通じ青果やパンなどを提供しています。配送業務を受託する株式会社ロジカルも物資の運搬などに協力しています。

埼玉県の「プチパントリー」では大量の食材が到着

新宿ごはんプラスでの活動

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