東京都庁前で生活困窮者135人へ果物とパンを提供 新型コロナの影響で生活相談が急増

2020年4月30日

パルシステムは4月25日(土)、生活困窮者への食品提供や、くらしと健康相談会を行う「新宿ごはんプラス」に協力し、果物やパンなどの食品を135人へ提供しました。相談会では、住居の確保や今後の生活不安に関する相談が増えています。

事前に袋詰めすることでウイルス感染拡大を防ぎます

 

80人が130人――若い人も見かけるように

当日は、各種相談窓口やSNSなどで活動を知った135人ほどが訪れ、パルシステムが提供したパンやりんご、バナナなどの食材を受け取りました。あわせて、医師による健康相談や、生活相談も行われました。相談はこれまで健康関連がほとんどでしたが、生活の不安によるが半数を占めました。

「新宿ごはんプラス」の活動は2014年から、食材の提供や各種相談などを継続しています。これまでは月2回の活動でしたが、4月以降は毎週開催しています。開始当初から参加する株式会社ロジカルの久保裕介常務は「これまでは80人前後でしたが、3月中旬から増えはじめ、若い人も多く見かけるようになりました。特に生活相談の依頼は急増している印象です」と話しました。

パルシステムグループでは、2008年の「年越し派遣村」を契機に、生活困窮者への支援活動に取り組んでいます。この活動にも開始当初から参加し、青果専門会社の株式会社ジーピーエスを通じた青果などを提供しています。配送業務を委託している株式会社ロジカルも参加し、物資の運搬などに協力しています。

パルシステムからはパンと果物(バナナ、りんご)を提供

東京都庁下で生活困窮者へ食品を提供|2020年4月15日