うちエコ診断で冬の省エネにチャレンジ!実践報告
2023年2月21日
パルシステム組合員のお二人に、環境省の省エネ診断ツール「うちエコ診断WEBサービス」※の自己診断から、おすすめされる省エネ対策を2022年11月中旬~12月末の約1か月間実践していただきました。冬はエネルギー使用量が一番高くなり、家計にも響きます。まだまだ寒さが厳しい日がつづくなか、冬の暮らしの参考にぜひご覧ください。
手作りこたつ設置で省エネ!電気・ガス代の値上がりから、家族で世界情勢の話題へも
■うちエコ診断WEBサービスのおすすめ対策の中から選んだ内容
・部屋を出るときに照明を消す
・暖かく過ごす工夫をして暖房温度を控えめにする
・家族団らんで一部屋で過ごすようにする
― 昨年の電気使用量と料金の比較
電気使用量は89kWh削減成功したものの、燃料費調整額が値上がりしたため、電気料金は1,220円UPしました。
― 省エネ対策はどのように取り組みましたか?
部屋の電気は、普段から気を付けて消していましたが、玄関の電気を一晩中つけていたのをやめました。夜は22時消灯ということにし、守れない日もありましたが早く寝る習慣も意識づけられました。他にもこたつを復活させ、ひと工夫。石油ファンヒーターからホースを使って温めるようにしました。足元が暖かいと室温を上げなくてもよくなり、消した後もこたつの中は暖かいので、猫も喜んでいたようでした。
― 省エネ取り組みについてご家族の協力は得られましたか?
「冬の節電キャンペーン月間です」と家族に告知し、特に電気やエアコンを消し忘れがちな息子には、消し忘れるたびに言いました。設定温度を上げがちな夫にも伝えてあったので、留守中も気を付けてくれたようなので良かったです。息子が自室にいることが多かったため「一部屋で過ごす」は難しかったです。
― 1か月間の省エネチャレンジに取り組んだ感想を教えてください。
もともと“ケチケチ母ちゃん”なので、省エネは意識していましたが、家族には無理強いできないとあきらめていたところがありました。しかし今回のチャレンジで、家族と話し合う機会が持て、無理なく楽しく取り組めることは何だろうと知恵を出し合い、夫と手作りこたつを設置できたことは大きな成果でした!電気に限らず、ガス代もものすごく値上がりしているので、世界情勢にも目を向けたり、子どもたちにも良いきっかけになったと思います。
照明と床暖房のこまめなスイッチオフが削減の成果に!
■うちエコ診断WEBサービスのおすすめ対策の中から選んだ内容
・不在の部屋の照明を消す
・冷蔵庫の設定温度を弱くする
・食器洗いでお湯を流しっぱなしにしない
― 昨年の電気使用量と料金の比較
電気使用量は73kWh削減成功し、電気料金も1,066円の削減になりました!
― 省エネ対策はどのように取り組みましたか?
取り組みやすい対策を選んだので無理なく取り組めました。照明スイッチはこまめに切るようになりました。冷蔵庫は開閉回数や開けている時間も気を付けるようになりました。食器洗いはお湯を流しっぱなしにしないことが当たり前になりました。サッカーワールドカップと重なり、深夜・早朝にテレビを見る日が多くなってしまいました。
― 省エネ取り組みについてご家族の協力は得られましたか?
CO₂削減のためと4月からまた電気料金が値上げになるので節電して欲しいと話したら、娘から床暖房は留守の時はスイッチを切ればとアドバイスが出ましたが、残念ながら積極的な協力はありませんでした。
― 1か月間の省エネチャレンジに取り組んだ感想を教えてください。
1日中つけっぱなしだった床暖房や使わない照明のスイッチをこまめに切ったことが成果につながったと思います。たいしたことはないと思っていた小さな事も節電の一歩につながると気が付きました。これからも小さな事をコツコツと積み重ねていきたいです。
エネルギー使用量が高くなる冬季に、電気使用量を削減されて素晴らしいです!当たり前に使用していた電化製品の使い方の見直しや工夫により効果を実感された省エネ取り組みをこれからも続けてください。ライフスタイルによって取り入れることができる内容も異なると思います。ご家庭にあった無理なく続けられる省エネ術を増やしていきましょう!
※うちエコ診断士:環境省の「うちエコ診断ソフト」を活用し、各家庭の光熱費やCO2排出量を「見える化」し、各家庭の住まい方やライフスタイルに合わせた適切なアドバイスや提案を行うことができる、環境省認定の公的資格です。
パルシステムが考える「これからの節電」
日本はエネルギー自給率の低さから発電に必要な燃料を他の国からの輸入に頼っています。「これからの節電」は、電力需給のピーク時間に合わせて一人ひとりが時間帯を意識した節電を実践し、電力需給ひっ迫を回避していくことが求められています。冬の電力需給が最も厳しい時間帯は「17時~22時」です。電力需給は季節や時間帯によっても違いはありますが、冬は日照時間が短く、日没後は太陽光発電からの電力供給が無くなるため、夕方から夜にかけては特に節電が必要となっています。
※うちエコ診断WEBサービス
環境省の家庭エコ診断制度の取り組みのひとつ。住まいやライフスタイルの情報から年間の光熱費やCO₂排出量が分かり、平均的な世帯との比較や、各家庭に合った対策を知ることができます。スマートフォン、タブレット、パソコンから、5分程度の簡単な自己診断が可能です。
▽参考ウェブサイト
環境省 ウォームビズ 過度な暖房に頼らず、冬を快適に過ごすライフスタイル
ウォームビズは、暖房に必要なエネルギー使用量を削減することによって、CO2の発生を削減し地球温暖化を防止することが目的です。
▽関連リンク
冬の省エネ応援キャンペーン|2022年1月12日(応募締切2023年2月28日)
うちエコ診断で夏の省エネにチャレンジ!実践報告| 2022年8月30日
———————————–
お問い合わせ先
パルシステム連合会 環境活動推進室
メール:kankyousitu@pal.or.jp