予約登録米の登録数が22万人を突破 おいしく食べて環境保全

2018年7月3日

パルシステム連合会では毎年、田植え時季に予約を募り、収穫から年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」の登録を呼びかけています。2018年は、登録数が22万1千人、32万点となりました。

田植え前から「食べる」を約束

予約登録米は、1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2018年で23年目を迎えます。田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1回、定期的に届けます。不作や震災などで調達が厳しくなったときも、登録者を優先して届ける安定した制度です。

パルシステムの予約登録米は、すべて産直産地で生産された米で、化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らず栽培されます。こうした環境保全型の米作りは、生産者にとって手間がかかり、田植え前から出荷が約束されていることが、安心した米作りにつながります。予約登録米は、生産者のリスクを軽減する制度にもなっています。

W杯ルジニキ・スタジアムの約180倍の水田面積を守ります

2017年産の予約登録米は、登録人数が22万1,156人(前年比102.5%)と5年連続で20万人を超えました。1年間利用すると、重量は1万8,489t(同102.0%)で、1人当たり年間消費量換算でおよそ33万人分になります。

また、農地面積に換算すると約4,000ha(40平方km)となります。ロシアワールドカップ2018で決勝戦が行われるロシア国内最大の球技専用競技場、ルジニキ・スタジアム(モスクワ)の約180倍の面積です。

※参考資料:面積調査、作物統計、食料需給表(いずれも農林水産省)

●銘柄別や規格の傾向などについては、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

2018年産「予約登録米」の募集受付開始 多彩な産地から環境保全米をお届け|2018年4月4日