『杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦』オンライン上映会&監督トークを開催しました

2023年8月17日

パルシステム連合会は8月4日(金)に『杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦』オンライン上映会を開催し、組合員、役職員など536名の参加がありました。
はじめに、パルシステム連合会環境委員会・古家滋子委員長(パルシステム山梨理事長)より、杜人に登場する矢野智徳さんはじめ地域の皆さんの活動を知り、映画を制作された前田せつ子監督のお話を皆さんと共有できる貴重な時間になることを伝え開会しました。

上映後には、前田せつ子監督より映画制作につながる大切な出会い、撮影中に印象に残ったエピソード、クラウドファンディングで劇場公開を実現されたこと、上映から広がった新たな取り組みなどについてお話を伺いました。「この映画を観る前と後で目の前の自然の表情が違って見えたらいいなという祈りを込めてつくりました。私たちにできることは沢山あります。弱っている木をみつけたら表層5センチに水や空気が通る穴をスコップで掘ってみたり、大地の呼吸を妨げないようにごみを出さない循環したくらし方を取り入れたりすること。そして映画を観た人と話をすることで、私たちにできるアイデアを見つかり、なにより私たちは一人じゃないことも実感できます」。温かく、力強いメッセージをいただきました。
(前田せつ子監督のお話は下部のYouTubeより期間限定で視聴いただけます。2023年11月30日まで)

左より、前田せつ子監督、古家滋子委員長

閉会にあたり、環境委員会・西内良子副委員長(パルシステム埼玉常任理事)は、「私たちのこれからの行動が未来の地球環境につながります。本日の上映会が皆さんの気づきやきっかけになれば嬉しく思います」。と呼びかけました。

パルシステムは2023年3月に策定された、環境・エネルギー政策において「森・里・川・海の地球環境を保全する取り組みを広げ、生物多様性保全や自然災害防止に寄与します」と掲げています。豊かな自然を次世代に引き継いでいくために、自然と人間がどのように関わっていけばいいのかを考える時間となりました。

参加者の感想(一部抜粋)
「以前から観たかった『杜人』を、前田監督のトーク付きで観ることができて、本当に良かったです!映画そのものも素晴らしかったですが、前田監督のお話で、辰巳芳子さんのお話や、今私たちにできることについて情熱をこめてお話してくださったのがとても心に残りました。ゴミや洗剤に関して、配慮をしていこうと思います。この映画を観た後、目にみえる景色は、間違いなく変わると思います」。

「自然界も人間の体も同じ、というのが素晴らしいと思いました。植物に虫が付くのは風通しを良くしているという考え方は知っていましたが、木の根元の5㎝を耕すことで水が循環するようになるとか、風通しを良くすることで循環するとか、自分でも簡単にできることがあるので、やってみようと思いました」。

※上映後のアンケートに寄せられた共感の声や感想については、事務局より前田監督にお届けしました。

▽関連リンク
企画内容詳細・前田監督のプロフィールはこちら
【8/4オンライン上映&監督トーク】『杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦』<募集終了>|2023年7月3日

映画『杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦』公式サイト

〜つづく つながる〜 くにたちみらいの杜プロジェクト

【9/8 オンライン企画】『森・里・川・海でつながる、私たちの暮らし -流域-』ウェビナー開催<募集終了>| 2023年8月1日