南オーストラリア州政府へ「遺伝子組換え作物栽培についての意見書」提出 貴重なNON-GMO菜種油を守りたい

2018年10月30日

パルシステム連合会は10月26日(金)、南オーストラリア州政府へ「遺伝子組換え作物栽培についての意見書」を提出しました。遺伝子組換え作物栽培を禁じている現行のモラトリアム(期限付き栽培禁止)継続を求めます。

パルシステムグループでは、遺伝子組換え作物による環境への影響の懸念等を踏まえ、遺伝子組換え技術で生産された作物およびそれを主原料として使用された食品は原則取り扱わないことを方針化しています。また、現行の表示制度における対象外の食品についても遺伝子組換え作物の使用を副原料まで確認して組合員に開示しています。

非遺伝子組み換え菜種を通じた生産者と消費者の相互理解を目的に、2008年から同州カンガルー島へ毎年訪問しています。今春の政権交代後、9月にも訪問し、現農水大臣や貿易大臣に直接請願、意見交換しました。

南オーストラリア州政府はこの10月に、非遺伝子組換え作物栽培のモラトリアムの要否について意見公募を開始しました。現在のモラトリアムの期限は2025年であり、州政府は現在その見直し作業に入っています。モラトリアムの継続・延長を求めて、州政府に設置されたプロジェクトチームに対し、パブリックコメントを提出しました。

パルシステム連合会が提出した意見全文は、以下の通りです。

南豪州政府におけるGM(遺伝子組換え)作物栽培についての意見書(PDF)

Submission regarding review of GM crop cultivation(英語版/PDF)

▽関連リンク
パルシステムの商品|圧搾一番しぼり菜種油

“選ぶ力”が非遺伝子組換えを守る 「圧搾一番しぼり菜種油」原料生産者が表彰

※パルシステム情報メディア「KOKOCARA(ココカラ)」では、さまざまな視点から遺伝子組換え問題を取り上げています