手間を省いて「みんなで家事ラク&サステナブル」|島本美由紀さんのオンライン料理教室を開催しました。
2025年6月3日
パルシステム連合会は5月10日(土)、料理研究家でラク家事アドバイザーの島本美由紀さんを招き、オンライントークイベント「超えトーク(*)」を開催しました。野菜の保存術や冷蔵庫収納、だれでも簡単にパパッと作れるレシピなどを紹介いただき、組合員や役職員195名が参加しました。
\ サステナブルなくらしの知恵が詰まったアーカイブ動画を公開中 /
※本アーカイブ動画ならびにレシピカード(PDF)は、申込者限定コンテンツとしていましたが、講師のご厚意により一般公開とさせていただきました。レシピカードはコチラからアンケートにご回答いただくとPDFデータをダウンロードできます。動画・PDFは予告なく公開を終了とさせていただく場合がございます。何卒ご了承ください。
野菜の保存、これだけ覚えて!傷みやすい季節を乗り切ろう
さまざまな物価高騰がくらしに影響を与える中、「節約やエコにつながるアイデアを知りたい!」との声に応えて、家庭での食品ロス率1位の「野菜」に着目。島本さんから野菜ごとの特徴を踏まえた冷蔵・冷凍の保存テクを紹介いただきました。保管中も成長を止めない小松菜やレタスなどの野菜は、畑での姿勢に近づけたり、生長点を断ったりするひと工夫で、新鮮さを失わずに保存することができます。トマトとミニトマトの冷凍方法の紹介では、実際に冷凍した野菜を使ったレシピの実演も行いました。

(左)寒いのが好きなブロッコリーやもやしなどは、野菜室ではなく、温度が低いチルド室へ(右)自らの水分で傷みやすいきゅうり。輪切りを塩もみして冷凍すれば使い勝手もうまみも◎
ひと目でわかれば、使いやすい!冷蔵庫の収納で気を付けるべきこと
野菜に限らず、冷蔵庫の奥から発掘された食品を泣く泣く捨てた……そんな経験は誰しも避けたいもの。そこで、「見える」「まとめる」「取り出しやすい」「7~8割収納」の4つの基本をもとに、ひと目でわかりやすくなる収納アイデアを島本さんから紹介いただきました。さらに、冷蔵庫内は上部が約6℃、チルド室のある下部は約3℃と温度差があるため、傷みやすいものはなるべく下の方に入れるのがコツ。参加者からの「冷凍庫に食べそびれたものがよくある」とのコメントには、「冷凍庫を見て献立を考える日を作ってみて」とのアドバイスも。

パルシステム職員が悩みを抱えつつ冷凍庫に収納した様子をVTRで見て、より使いやすくなるライフハックを楽しく解説
コンロを使わず10分で3品のレシピが完成!
続いて、これからの夏に向けておすすめの簡単レシピ3点を島本さん自ら実演を交えて紹介。人参の皮やヘタ周りもおいしく食べられるレシピは、参加者から「工夫すれば食べられる部分が増えることがわかり、さっそくやってみたい」といった声も多く寄せられ、大変好評でした。試食した司会やスタッフからも「人参のヘタまで使う発想がなかったです」「簡単なのに本格的な味付けで驚きました。おうちでも作ってみます」とそれぞれ大満足の感想が。

左上から時計回りに、「豆腐とオクラの彩り梅もずく酢」「混ぜるだけコールスローサラダ」「野菜の皮でレンチンドライカレー」
リアルタイムチャットや事前に寄せられた参加者からの質問にも、時間の限りお答えいただきました。「暑い時期の食事づくりのレシピやコツは?」の質問には「レンジや市販の半調理品などを上手に活用して」と話し、『手抜き』ではなく『手間を省けた』と考えることで気持ちもラクになると呼び掛けました。「いいね」や共感を示すリアクションがウェビナーの配信画面いっぱいに広がったほか、「料理作りの力が抜けて気軽にできそう」「今日の動画を参考に、家事を手抜きするコツを自分なりに見つけたい」といった感想も寄せられました。

(左)明るく快活な島本美由紀さん。楽しくてタメになる料理教室は2時間があっという間でした(右)規格外野菜を活用するなど、サステナブルを体現したパルシステムのミールキット「お料理セット」も紹介
*パルシステムでは2022年より「もっといい明日へ超えてく」を掲げて、一人ひとりの行動で未来が楽しみになるサステナブルな活動に取り組み、社会課題やくらしの悩みなどをテーマにオンラインイベントを開催しています。
【講師プロフィール】
島本 美由紀 氏
(料理研究家、ラク家事アドバイザー)
食べ物をムダにしないレシピや家事がラクになるアイデアなどに定評があり、食品ロス削減アドバイザー、冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー、防災士としても活動。NHK「あさイチ」、日本テレビ「ZIP!」などのテレビや雑誌を中心に活躍し、著書は80冊を超える。一般社団法人「食エコ研究所」の代表理事を務め、令和3年には消費者庁主催の食品ロス削減大賞で審査委員長賞を受賞。YouTube「島本美由紀のラク家事CH」では家事がラクになるアイデアを発信している。
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