東京都庁前で生活困窮者145人へ青果とパンを提供 GWの影響で提供者数が急増しています
2020年5月5日
パルシステムは5月2日(土)、生活困窮者への食品提供や、くらしと健康相談会を行う「新宿ごはんプラス」に協力し、青果やパンなどの食品を145人へ提供しました。長期休暇の影響で、職を失った方が急増しています。
弁当や感染防止の衛生用品の配布も
当日は、各種相談窓口やSNSなどで活動を知った145人へ、パルシステムが提供したパンやトマト、バナナなどの食材を提供しました。あわせて、医師による健康相談や、生活相談も行われ、ゴールデンウィークによる休業で生活の場を失った人々が今後の生活の不安を相談していました。
配布品のなかには、同じくパルシステムが青果を提供するフードバンクのセカンドハーベストジャパン(2HJ)が調理した弁当や、医療団体によるマスクや石けんなどの衛生用品も配られました。2HJフードバンク部の増田和久部長は「感染防止を徹底しながらの活動に、ボランティアの負担も高まっています。事態の長期化を見すえ、安定して支援できる新たなしくみが必要かもしれません」と話します。
パルシステムグループでは、2008年の「年越し派遣村」を契機に、生活困窮者への支援活動に取り組んでいます。この活動にも開始当初から参加し、青果専門会社の株式会社ジーピーエスやパン製造の株式会社パルブレッドを通じ青果やパンなどを提供しています。配送業務を受託する株式会社ロジカルも物資の運搬などに協力しています。これまでは月2回の活動でしたが、5月は毎週開催しています。