パルシステムグループ助成金 2019年度は203団体の活動を助成しました

2020年3月18日

パルシステムグループの各会員生協では、事業エリア内で持続可能な地域社会や環境づくりに取り組む市民団体の活動を支援するため、助成金制度を設けています。また、パルシステム共済連では、生協法に基づく教育事業や福祉・健康維持などの組合員活動への助成、パルシステム連合会では、産地や取引先をはじめとした全国各地の団体による地域づくりの取り組みへの助成をしています。

これらの制度は、組合員のみなさんがパルシステムの商品やサービス、共済などの事業を利用することで生まれた剰余金をもとに運用されており、2019年度はグループ全体で、203団体に5,461万9,255円の助成をすることができました。

協同組合であるパルシステムは、持続可能な地域社会づくりへの貢献のために地域社会との連携を深め、草の根の活動を応援することを通じて、生協の事業や運動のみでは解決できない地域課題にも向き合いたいと願っています。これからも、グループの理念「心豊かなくらしと共生の社会づくり」に向けて、地域の課題に取り組む市民団体や生産者、取引先のみなさんとの連携を強めていくことで、誰一人取り残すことのない地域社会づくりをめざしていきます。

各組織の助成金名称 助成団体数(助成金総額)
パルシステム東京「市民活動助成基金」 15団体(480万4,255円)
パルシステム東京「震災復興支援基金 パル未来花基金」 14団体(400万円)
パルシステム神奈川ゆめコープ「市民活動支援金」 18団体(400万円)
パルシステム千葉「コミュニティ活動助成基金」 11団体(299万2,000円)
パルシステム埼玉「市民活動支援金」 8団体(250万円)
パルシステム埼玉「東日本大震災復興支援助成金」 4団体(150万円)
パルシステム茨城 栃木「くらし活動助成基金」 14団体(365万円)
パルシステム山梨「市民活動助成金」 10団体(150万円)
パルシステム共済連「たすけあい活動助成金」 89団体(1,176万3,000円※)
パルシステム連合会「地域づくり基金」 20団体(1,791万円)
合計 203団体(5,461万9,255円)

(※申請時の金額)

各生協のHPリンク先は2020年3月時点のものです。

会員生協と地域の団体の連携が広がっています

パルシステムグループの各会員生協では、地域で多様な活動を展開する団体のみなさんと、組合員活動や地域支援の取り組みを展開しています。

パルシステム山梨では、「地域づくり基金」助成団体の五味醤油㈱と共に、組合員に地域の発酵食文化を伝えています。150年にわたり味噌仕込みに使用されてきた木桶修理のようすは組合員にも公開されました。

パルシステム埼玉では、「市民活動支援金」の助成団体NPO法人パープルネットさいたまに組合員活動施設を会場として提供し、組合員への参加も呼び掛けてDV被害者の支援者養成基礎講座や支援者カフェを開催しています。

組合員活動施設「ぱる★てらす」でDV被害者の支援者養成基礎講座を開催

パルシステム東京ではパルシステム共済連の「たすけあい活動助成金」を活用して、いわき放射能市民測定室たらちねと共に、5年間にわたり子どもの甲状腺検診を実施しています。検診会場では、パルシステム東京の「パル未来花基金」の助成団体「ハート・のんびる」が東日本大震災の被災者による手作品の販売をするなど、被災地応援の取り組みを継続しています。

「たすけあい活動助成金」を活用した甲状腺検診

検診の待合室では、「パル未来花基金」助成団体の「ハート・のんびる」が被災地での支援活動を紹介

この他にもさまざまな団体との連携が広がっています。パルシステムは地域の課題に取り組むみなさんと力を合わせていくことで「誰一人取り残すことのない」社会づくりをめざしています。