炊き出し&サロン活動スタート 浸水被害のいわき市で

2019年11月15日

パルシステムグループは11月9日(土)から、台風19号で大きな被害を受けた福島県いわき市で、炊き出しとサロン活動による支援を開始しました。活動は、炊き出しが年内、サロン活動は2020年3月までをめどに継続する予定です。

炊き出しはボランティアのみなさんにも喜ばれています

 

豚汁など180食を提供

いわき市への活動は、地元のパルシステム福島が中心となり、一般社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)やNPO法人ザ・ピープルなどと共同で実施しています。

初日の9日(土)に行われた炊き出しは、いわき市平窪地区のドラッグストア「くすりのマルト平窪店」の協力を得て、同店敷地内の駐車場で行われました。パルシステム福島の高野祐子理事長はじめ役職員が参加し、新米ごはんや豚汁など約180食を提供しました。炊き出しは、今後も毎週土曜日に実施する予定です。

青空の下で食事を楽しむスペースも

みかんやトマトに「久しぶり!」

サロン活動は、下平窪公民館でPBVが運営する活動に参加していきます。支援物資として配布する食品や生活必需品を提供するほか、被害にあった住民のみなさんと対話する機会を設け、心のケアを図るほか、地域の現状と必要な支援についてヒヤリングし、今後の支援につなげます。11日(月)には、みかんやトマトなど青果を中心に提供しました。物資を受け取った参加者からは「野菜や果物は久しぶり」などの声が聞かれました。

冬を控え衣類の需要も高まっています

3千世帯が床上浸水した平窪地区

支援活動を展開する福島県いわき市平窪地区は、市内の床上浸水4,853世帯(11/10時点、福島県発表)のうちおよそ3,000世帯を占めるほど深刻な被害を受けています。同地区は、旧いわき市民生協時代、共同購入を初めてスタートさせた地域でもあります。

PBVでは、災害発生から間もない10月16日(水)から同地区への支援活動に入り、住宅清掃や泥撤去、緊急支援物資の提供などを実施してきました。今後はパルシステムグループも協力し、物資の提供や役職員の派遣などを通じて支援していく予定です。

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