厚労省 新開発食品調査部会の報告書(案)へ意見 ゲノム編集に遺伝子組換えと同様の規制を

2019年2月25日

パルシステム連合会は2月18日(月)付で、政府の「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会 新開発食品調査部会 報告書(案)ゲノム編集技術を利用して得られた食品等の食品衛生上の取扱いについて」へパブリックコメントを提出しました。

意見は、厚生労働省が1月24日(木)に公示した報告書案に対して提出しました。ゲノム編集技術を利用して得られた生物が、遺伝子組換え作物と同様に周辺環境へ影響を与えることを懸念します。

パルシステムグループでは、遺伝子組換え作物による環境への影響の懸念などを踏まえて、遺伝子組換え技術で生産された作物およびそれを主原料として使用された食品は原則として取り扱わない方針で商品を提供しています。現行の表示制度における対象外の商品についても、遺伝子組換え作物の使用状況を副原料まで確認し、組合員へ情報開示しています。

パブリックコメント要旨は次の通りです。

1.ゲノム編集技術応用食品及び今後類似する技術開発応用食品の食品衛生上法の取扱いは、全て組換えDNA技術と同様の規制対象とすることを要望します。
2.ゲノム編集技術及び遺伝子組換え食品を含めた全ての法規制対象となる食品の情報提供の仕組みの確立及びリスクコミュニケーションの推進を要望します。

「ゲノム編集技術を利用して得られた食品等の食品衛生上の取り扱いについて」への意見全文