「ほんもの実感!」連続講座を開催 家庭の中の食品ロスと家計との関係

2019年1月31日

パルシステムでは、1人ひとりの選択でよりよい社会や自然環境を次世代へ引き継ごうと、「ほんもの実感!」くらしづくりアクションを呼びかけています。その一環である連続講座の第3回を、12月4日(火)東京・東新宿本部で開催しました。パルシステムグループの組合員や役職員など、パブリックビューイング6生協8会場の参加者をあわせた135名の参加がありました。

講演はファイナンシャルプランナーで家計管理・教育費相談を専門とする中村真佐子さん。「食品ロスの解決の一歩は、台所から」というテーマで、豊かな知識や経験をもとに、食品ロスの現状と、家庭で食品ロスを減らすための工夫について話がありました。パルシステムでは「ほんもの実感!」くらしづくりアクションのひとつとして、「もったいないプロジェクト」を推進しており、食材の使い切りや保存食づくりの提案など、一貫して食品ロス問題に関わっています。

家計管理に詳しいファイナンシャルプランナーの中村真佐子さんが講演

冷蔵庫の「見える化」を意識的に

日本の食品ロスの現状は、2015年の農水省推計値で646万トンと、日本のコメ消費量の1年分に近い量が食べられるのに捨てられています。日本の食料自給率は38%と輸入に頼るなか、「輸入して捨てている」状況です。食品ロスの約半分は、家庭から排出されています。

中村さんは「節約よりも無駄にしないで食べ切ることが大事です。満足度アップになり、豊かな生活につながる」と強調します。ロスをなくすための行動を見つける第1歩は「冷蔵庫、食品庫から」。「組合員アンケートで『買ったものを忘れる』というコメントが多く見られました。“見よう”としなくても強制的に“見える”工夫をしてもらえれば」と、「早く使ってしまいたいものは、いちばん目につくところに置く」ことや、食費と食品ロスを記録するシートの作成をすすめました。

また、買い物でも「むだ買いを防ぐにはメモは必須。家族とのスケジュール管理でむだ作りをしない、使いきりメニューを増やす、献立力をつけるなども大切です。食品ロスは、購入にかかったお金をそのままゴミ箱に捨てるようなもの。家計管理の側面からも大きな意味があります」と説きました。

今後も「もったいない」に注力

登録すると産地で余った野菜が2品届く、パルシステムの『もったいないグリーンセット』は、生産者が組合員のために栽培したこだわりの野菜が、廃棄されず無駄なく回る取り組みです。登録制にすることで、安定的な利用が可能となっています。現在登録人数は15千人。2017年4月の実験展開から2018年9月まで、人参なら東京ドーム3個分の余剰を廃棄することなくお届けできました。そのほかにも、『茎が長めのブロッコリー』や里芋の皮の過剰除去をやめた冷凍野菜、台風被害りんごを用いたジュース、産直たまごの余剰卵を活用した『カスタードプリン』など、さまざまな商品化が実現しています。

パルシステム連合会商品開発本部・副本部長の西田隆は「“もったいない”の取り組みはパルシステムの考えやあり方を体現したもので、今後も力を入れていきます。それができるのは、パルシステムの産直が高いレベルで運用されてこそ。生産者、加工メーカーはもとより、理解のある組合員のみなさんに支えられての取り組みです」と話し、会を締めくくりました。

パルシステムのエシカル消費

パルシステムの商品は、単なる「モノ」ではありません。「食」と「農」をつなぎ、いのちの力があふれる社会を、次の世代にきちんと手渡したい。その思いを込めてパルシステムは、「7つの約束」をもとに商品づくりを進めています。

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