2/10(木)「神奈川中央養鶏公開確認会」を開催します 鳥インフルの正しい知識を学び鶏卵産地を監査

2011年2月3日

パルシステムは2月10日(土)、パルシステムの鶏卵産直産地、神奈川中央養鶏農業協同組合にて公開確認会を開催します。鳥インフルエンザの発生が国内各地で確認されていることから急きょ会場を移し、事前監査の報告や防疫体制を含めた産地からの取り組みを発表します。

鳥インフルエンザについての特別報告も

パルシステムでは、食の安全の確保と、環境保全型農業の推進に向け、産地での栽培や生産履歴を生協組合員と生産者がともに公開の場で確認しあう「公開確認会」を1999年より実施しています。これまで11年間で、海外を含め90カ所の産地をのべ3,390名の生協組合員が訪れました。

公開確認会では、商品が基準どおりに作られているか透明性を持って組合員に公表することにより、産直関係の絆をより強固なものにしてきました。また産地にとっては、内部の生産・栽培管理体制を整え、農法のレベルアップを促す契機となるものです。

2010年度は、米や野菜、鶏卵などを対象に計7産地での実施を予定しています。今年度からはより幅広い組合員が産地への関心を高めることを目的に、会員生協主催による取り組みをスタートさせました。2月10日(木)には横浜市の新横浜グレイスホテルで、鶏卵産地の神奈川県中央養鶏農業協同組合(神奈川中央養鶏)を対象にパルシステム神奈川ゆめコープ主催による公開確認会を開催します。

通常の公開確認会同様、開催は産地を予定していましたが、国内各地で発生が確認している鳥インフルエンザの感染リスクを抑えるため、急きょ会場を変更しました。当日は、事前に監査人にてよって実施した事前監査の報告や産地からのプレゼンテーション、特別報告「鳥インフルエンザと養鶏産地の取り組みについて」などを予定します。

自給飼料にも積極的な神奈川中央養鶏

神奈川中央養鶏は、パルシステムの「産直たまご(白玉、赤玉またはピンク玉)」と「産直こめたまご」を生産している産直産地です。鶏卵専門の農協として1957年の設立から養鶏に携わっています。

県下最大の規模を生かし、飼料の仕入れから農場での飼育、GPセンター(パック工場)までを一貫して管理しています。飼料のトウモロコシは収穫後の農薬散布をしていないPHF(ポストハーベストフリー)、非遺伝子組み換えに限定し、健康なたまごを生産しています。

また、2010年6月に発売した飼料に米を配合して与える「産直こめたまご」をはじめ、自給飼料の向上と循環型農業にも積極的に取り組んでいます。

パルシステムの健康なたまごづくり

パルシステムでは、たまごも産直にこだわっています。健康な親鶏でなければ健康でおいしいたまごは生めないとの考えから、生産者が自主的に定めた「畜産生産指標」に基づき、鶏舎での飼育方法や飼料の管理を徹底した生産を続けています。もちろん、たまごの品質を維持するための温度管理や輸送体制も構築しています。

神奈川中央養鶏農業協同組合公開確認会

日時:
2011年2月10日(木)午前10時30分~午後3時40分
場所:
新横浜グレイスホテル 4階サフィーア
神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-15(JR、横浜市営地下鉄新横浜駅徒歩1分)
対象産地:
神奈川中央養鶏農業協同組合
神奈川中央養鶏農業協同組合(パルシステムHP内 たまご産地・生産者一覧)
対象品目:
鶏卵(「産直たまご(白玉、赤玉もしくはピンク玉)」「産直こめたまご」)

日程(予定)

時間 内容
10:00 受付開始
10:30 開会
10:45 監査人紹介
11:00 特別報告「鳥インフルエンザと養鶏産地の取り組みについて
11:40 質疑応答
11:50 昼食休憩
12:30 産地プレゼンテーション
13:50 休憩
14:00 公開確認会まとめ
14:30 監査人所見報告
15:10 産地受け止め
15:30 まとめ
15:40 閉会

※スケジュールは変更になることがあります

 

<注意事項>

鳥インフルエンザ蔓延防止の観点により、以下に該当する方は当日のご来場をご遠慮くださいますようお願いいたします。

  • ご本人・ご家族がインフルエンザ罹患者である方、また疑いのある方
  • 家禽類(インコなど)を飼育されている方
  • 1週間以内に鳥インフルエンザ発生県に行かれた方

【参考】