商品まとめ袋の原料に再生プラ導入 プラスチック原料年間約3トンを削減
2025年3月25日
利用資材の一部に10%配合
パルシステム連合会(本部:新宿区大久保、理事長:大信政一)はこのたび、宅配に使用するまとめ袋に、再生プラスチック素材の導入を開始しました。これにより新規製造プラスチックの使用量が年間約3トン減少し、CO2換算で約2トン-CO2の削減に貢献する見込みです。
CO2換算で約2トン-CO2削減
まとめ袋は、利用者ごとに商品を仕分ける際に使用し、商品が袋に入った状態で届けられます。再生プラスチック原料は、まとめ袋を製造する際に発生する端材を再利用します。新治センター(茨城県土浦市)で使用するまとめ袋(パルシステム全センター総使用枚数の4%)に再生プラスチック原料を10%配合しました。
これにより新規に製造されるプラスチック原料(バージン樹脂※1)の年間使用量を約3トン、CO2排出量(温室効果ガス排出量※2※3)換算で約2トン-CO2を削減することが見込まれます。
※1 「バージン樹脂」は、再生素材を使わず新しい原材料のみを使用して製造された樹脂のことです。
※2 年間数量は、2023年度の製造実績をもとに算定しています。
※3 温室効果ガス排出量はパルシステム生活協同組合連合会が算定しています。算定にはSmartLCA-CO2®※4を使用しています。温室効果ガス排出量の算定範囲はまとめ袋の①原料調達②製造③輸送④廃棄・リサイクル――です。入力データ、排出係数やシナリオの選択等の算定内容については、第三者の専門家によるアドバイスを受けています。
※4 SmartLCA-CO2®はTOPPAN株式会社が提供するパッケージのCO2排出量算定サービスです。
https://solution.toppan.co.jp/packaging/service/smartlca.html
パルシステムでは今後もプラスチック原料の削減を推進し、環境負荷の低い持続可能な事業の構築を目指します。