水族館から海の環境保全と国内水産業を応援

2024年11月25日

早朝のサンシャイン水族館に約580人が集合 生産者と交流

パルシステム連合会は2024年11月23日(土)、開館前のサンシャイン水族館(東京・池袋)を貸し切り、沖縄県恩納村のもずく生産者との交流イベントを開催しました。水産業を応援するパルシステムの「お魚食べよう」アクションの一環として、組合員に海の生き物や環境、水産産地への理解を呼びかけました。

もずく利用者など約580人が交流

イベントには、恩納村のもずく利用者から招待された50組100人と、パルシステムで「サンシャイン水族館」チケットを購入した人たち、約580人が参加しました。通常オープンに先駆け朝8時に来場した参加者を、パルシステムのオリジナルキャラクター「こんせんくん」と恩納村「サンゴの村宣言」イメージキャラクター「Sunna(サンナ)ちゃん」が出迎えました。

参加者は通常オープンまでの2時間、人気エリアを見学し、スタンプラリーをしながら館内をめぐりました。館内の「サンゴ礁の海コーナー」では、パルシステムのもずくを育てる沖縄県恩納村漁協組合から金城 治樹(きんじょう はるき)組合長ともずく生産者の銘苅 宗一(めかる しゅういち)さんが来場し、サンゴ礁の再生状況を伝え、サンゴがもずくに欠かせない存在であることを話しました。

こんせんくん(左)とSunnaちゃん(右)

交流と利用がサンゴ植え付けの一助に

サンシャイン水族館は2006年から、水槽で育てた恩納村のサンゴを沖縄の海に返還する「サンゴプロジェクト」を恩納村の協力のもと実施しています。パルシステムは2009年、「恩納村美ら海産直協議会」を設立し、組合員と生産者の交流の場を設け、商品代金の一部をサンゴ植え付けに活用してきました。
パルシステムのチケットサービスは、2018年、2023年にもサンシャイン水族館の早朝貸切イベントを実施しています。今回は2024年度から開始した水産業を応援する「お魚食べよう」アクションの一環として、組合員がサンゴ礁の生態を知り、サンゴを守り育む、もずく生産者と交流することを目的に企画しました。

恩納村漁協の生産者を迎えたトークショーのようす。「サンゴにオスとメスはあるの?」「サンゴに毒はありますか?」などの質問も

水産業を応援する「お魚食べよう」

パルシステムは2009年、水産方針を策定し、海の環境保全や水産物の持続的な利用を実現するため、水産業・漁業者と連携し水産の産直を進めてきました。「お魚食べよう」アクションは、国内水産業の現状を知り、楽しく食べる機会を増やして水産業を守り、応援することを目的としています。
パルシステムはこれからも、組合員と生産者とともに、持続可能な水産業と海の環境保全を目指します。

関連リンク

>「お魚食べよう」特設ページ

>パルシステムのチケット注文サイト「チケット@ぱる」