木を植え海に「恩返し」 豊かな海づくり『おしごと年鑑』で小中学生に紹介

2024年8月14日

パルシステム連合会(本部:新宿区大久保、理事長:大信政一)は、朝日新聞社・朝日学生新聞社が発刊するキャリア教育支援教材『おしごと年鑑』に協賛し、野付漁業協同組合(北海道別海町)とともに地域の山林で植樹をし豊かな海づくりをめざす環境活動や、水産業を応援する取り組みを紹介します。SDGsページでは、「時短」の先にある豊かなくらしを提案するミールキットを掲載します。市販本は全国の書店・ネット書店で販売中です。

子どもたちの働くビジョンづくりに

『おしごと年鑑』は、朝日新聞社・朝日学生新聞社が発行する小・中学生向けのキャリア教育教材です。企業や団体の仕事を紹介し、子どもたちの身近な疑問を解消するなど「働くこと」を楽しく学べる教材です。毎年、全国約3万校の小・中学校と教育委員会、子ども食堂、学童、小児病棟などに寄贈され、子どもたちが将来の仕事へのビジョンを描く手助けをします。

教材への協賛は、2019年から開始し、環境にやさしい米や有機野菜の生産の背景など、教科書だけでは学べない「食育」情報を発信しています。2024年は、「木を植えて海に『恩返し』をするってどういうこと?」とのテーマで、野付漁協での植樹活動をはじめた背景や、パルシステムの役割を紹介します。小・中学生をはじめ多くの読者に向け、日々の食への興味や考えを深めるきっかけを提供します。

「海を豊かにする取り組み」紹介ページ

北海道東部、別海町に拠点をもつ野付漁協は、ホタテや秋鮭などを生産するパルシステムと産直協定を結ぶ産地の一つです。「森と川と海はひとつ」をスローガンに、約30年前から植樹活動をしています。パルシステムは、2000年から利用者と役職員が活動に参加し、2023年までに累計1万2000本の植樹を達成しました。野付産商品の利用代金の一部は、植樹活動の費用になります。

パルシステムは2024年、日本の水産業の現状を知食べる機会を増やして応援するキャンペーン「お魚食べよう」を呼びかけます。日々の食事に水産品を手軽に取り入れる方法などを発信しています。

ミールキットで「時短」の先の豊かなくらしを提案

パルシステムのミールキット「お料理セット」は、食材と調味料、レシピをセットした商品です。食材とたれは使い切りで、野菜には規格外品も利用するなど家庭の食品ロス削減につながります。セットのトレーは2022年、再生プラスチックから紙製に切り替えました。使用後は宅配時に回収して再度トレーにリサイクルし、環境負荷軽減を図ります。調理時間削減で家事負担を軽減し、家庭団らんの時間作りも提案します。セットを製造する直営工場「板倉食品加工センター」(群馬県)は、地域の雇用創出や経済活性化に貢献しています。

【関連リンク】
おしごと年鑑 > 木を植えて海に「恩返し」をするってどういうこと?
https://oshihaku.jp/nenkan/page/15292816