発足10周年「高津川流域環境・森林保全協議会」 環境保全へ農・林・漁が連携
2024年6月10日
職員17人が訪問 生産者・メーカー・自治体などと交流
パルシステム連合会は6月3日(月)、4日(火)の両日、島根県益田市で、県内高津川流域の自治体や森林組合、農業協同組合などと構成する「高津川流域環境・森林保全協議会」の総会を開催しました。あわせて設立から10周年を記念して関連団体との交流や産地の見学も行いました。流域の環境保全に貢献し、持続的な地域社会をつくることの重要性をあらためて確認しました。
さらなる発展をめざし協議会総会を開催
高津川流域環境・森林保全協議会は、過疎化などにより荒廃が進む流域の環境保全を目的として、高津川流域の自治体や森林組合、農業協同組合などの6団体(※)とともに2014年に設立され、このたび10周年を迎えました。パルシステム連合会からは17人を派遣し、総会のほか産地見学などの現状視察を実施しました。
総会は、前年度事業報告および今年度事業計画が多数の拍手をもって承認されました。パルシステムからは事業概況や今後の取り組みなどを職員が報告し、流域の環境保全や地域資源を利用した商品の販路拡大活動を振り返るとともに、今後の方向性と連携強化について確認しました。
パルシステム連合会第2商品部長の川村健一はあいさつで「パルシステムではこの10年間、高津川流域ならではの商品開発や、職員・利用者と生産者の交流など取り組んできました。次の10年に向けて、協議会会員の連携を強め、地域資源を活用した商品の利用を広めたいと思います」と述べました。
豊かな自然がもらたす食のめぐみ
清流高津川流域の益田市は、豊かな地域資源に恵まれワサビや天然アユなどの特産品を有します。パルシステムでは「津和野わさび醤油漬け」や「鮎めしの素・天然あゆ」などの商品を取り扱っています。
会場では地元食材の試食も行われ、豊かな自然が育む食文化に触れました。
高津川流域では毎年、職員が研修で訪れ、環境保全や資源循環を学んでいます。さらに今年は、パルシステム利用者が参加する「産地へ行こう。」ツアーの開催が決定しており、継続して交流を深めていきます。
パルシステムはこれからも、地域資源を活用し地方再生を応援する商品と背景にある物語を利用者に届けていきます。
(※)JAしまね西いわみ地区本部、高津川森林組合、高津川漁業協同組合、漁業協同組合JFしまね益田支所、パルシステム生活協同組合連合会、益田地区広域市町村圏事務組合