小中学生に食料自給力を上げる「日本のこめ豚」を紹介 『おしごと年鑑』に5年連続協賛

2023年7月7日

朝日新聞社・朝日学生新聞社が発刊するキャリア教育支援教材『おしごと年鑑』に、2019年から5年連続で協賛します。

教材内では「豚が田んぼを守る!どういうこと?」をテーマに、飼料用米を使って育てられた「日本のこめ豚」について紹介。また、SDGsページでは、お米を食べて食料自給率を向上させるパルシステムの取り組みについても掲載しています。市販本は7月7日(金)より、全国の書店・ネット書店にて発売いたしました。

 

 

『おしごと年鑑』とは、朝日新聞社・朝日学生新聞社が発行する小中学生向けのキャリア教育教材で、企業や団体の仕事内容や、子どもたちの身近な疑問の解消など「働くこと」について楽しく学べます。毎年、日本全国の小中学校(約3万校)と教育委員会、子ども食堂、学童、小児病棟などに寄贈されており、子どもたちが将来の仕事に対するビジョンを描く手助けとなっています。

パルシステムでは、2019年から協賛を開始し、以降毎年「環境にやさしい米づくり」や「有機野菜とは」など、教科書では学べないような「食育」に関連した情報を発信してきました。5年目となる2023年は「豚が田んぼを守る!どういうこと?」をテーマに、飼料用米を使って育てられた「日本のこめ豚」の開発背景や、パルシステム職員の役割について紹介します。小中学生をはじめとした多くの読者へ、日々の食への興味や考えを深めるきっかけを提供します。

■「日本のこめ豚」紹介ページ

パルシステムと産直産地は、日本の米離れや飼料原料である穀物価格の高騰が深刻化した2006年から飼料用米利用の取り組みをスタート、2008年に「日本のこめ豚」として商品化しました。以降、輸入飼料の確保が困難になった東日本大震災や、外食需要の急減で米余りになったコロナ禍では、危機的な状況を乗り越える一助にもなっています。米農家と畜産農家の双方にメリットが生まれるしくみです。

「日本のこめ豚」紹介ページはこちら

■SDGsページ「お米を食べて食料自給率を向上」

米の消費量増加が日本の食料自給率を向上につながることや、消費量向上につなげる取り組みを紹介します。米の消費量は年々減少しており、今後も減少が続くと米農家人口の減少、米の生産量の減少につながります。パルシステムでは、消費者へ米に関する情報発信や、米を使用した商品開発、飼料用米の活用、予約登録米*を広げる取り組み「お米で超えてく」を呼びかけています。

*予約登録米:組合員が利用したい産地に予約登録し、新米収穫以降1年間定期的に届ける制度

SDGsページ「お米を食べて食料自給率を向上」はこちら

■『おしごと年鑑』

「おしごとはくぶつかん」の基幹教材である『おしごと年鑑』は、2016年に創刊しました。毎年、日本を代表する企業・団体の協力のもと、社会を支えるさまざまな仕事や人々を紹介しています。「○○は何でできているの?」「△△はどうやって作られるの?」など、素朴な疑問に答えるスタイルをとることで、子どもたちの好奇心を呼び起こし、世の中を支える営みについて楽しみながら学べます。学校の先生方の協力で作成された指導案も掲載しており、実際の授業でも使いやすいと好評です。