予約登録米 2013年産の受付がスタート 大凶作から20年 生産と消費の支えあい
2013年5月15日
パルシステム連合会は5月20日(月)から、2013年産の予約登録米受付を開始します。指定の銘柄を収穫から1年間、定期的に届けます。自宅まで届いて楽チン、産地も安心して農薬や化学肥料の削減に取り組める制度です。おいしく食べることが、産地の環境保全と地域活性につながります。
買い忘れることなく4週ごとにお届け
予約登録米は、注文のあった銘柄のお米を4週間に1回、定期的に届ける制度です。家族構成によって3kg、5kgが選べたり、2週に1回にすることができたり、精米したての産直米がずっとおいしく食べ続けられます。
また、2011年の東日本大震災では、物流網の寸断などから首都圏地域でも米を中心に食料品が不足する事態が発生しました。こうしたなか、パルシステムは震災後も一貫して予約登録米の登録組合員全員へ米を供給することができました。
安心して環境保全型農業をするために
パルシステムの産直産地では、化学肥料や化学合成農薬にできるだけ頼らない環境保全を重視した栽培を実践しています。慣行栽培より手間がかかりますが、売れ残ればそれらと同レベルの価格で販売せざるを得ません。組合員が1年分を予約することで、売れ残りのリスクを抑え、経営の安定を後押ししています。
予約登録米の多くは、安全性と環境保全にこだわるパルシステム独自の「コア・フード」「エコ・チャレンジ」(※)基準で栽培されます。年間を通じて購入することは、環境保全型の農業を営む産直産地の応援にもつながっています。食べることが、産地の経済活性と環境保全に還元されているのです。
※「コア・フード」「エコ・チャレンジ」の栽培基準
コア・フード:農薬(除草剤・殺虫剤・殺菌剤)および化学肥料不使用の有機(JAS認証)もしくはそれに準じた栽培/エコ・チャレンジ:栽培米の基準=農薬、化学肥料の使用を慣行栽培の2分の1以下に削減し、かつパルシステムが独自に定める「優先排除農薬」「問題農薬」の不使用を実現した栽培
大凶作契機に制度化し7年間で3倍
いまから20年前の1993年、全国的な冷害によって日本は深刻な米不足に陥りました。予約登録米は、パルシステム独自の制度として1995年にスタート。田植え前の段階で産地と1年間の契約を結び、登録分を優先的に届けています。
登録数は年々増加しており、2012年産は登録者数で前年比106.1%の18万3,119名となりました。2005年から比較すると、7年間で3倍以上に達しています。
詳しくは下記をご覧ください。
2013年産「予約登録米」受付中!(産直いきいきコミュニティ内)