【12/5(金)オンライン開催】「ブラジルで話し合われた気候変動のはなし‐COP(コップ)30リポート」
2025年11月14日
COP30開催地(ブラジルベレン)に渡航している若者からの帰国後のリポート。南太平洋島しょ国の若者をつなぐNGOメンバーからの動画メッセージも。
世界の国々が集まり、気候変動対策について話し合う国連の会議「国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)」が、11月10日から、ブラジル北部のベレンという都市で開催されています。(開催期間:2025年11月10日~21日)
COP(コップ)とは、締約国会議(Conference of the Parties)の略で、国際条約の加盟国が集まって会議を行い様々な議論や意思決定を行う場所のことです。国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のCOPは、198の国・機関が参加する気候変動に関する最大の国際会議で、毎年開催されています。
世界各地で、気候変動が原因とみられる気温上昇や干ばつ、火災や水害が多発しています。今回のCOPは、「産業革命以前に比べ、気温上昇を1.5度に抑える」という目標(パリ協定)の達成に向けて、世界各国が一丸となったさらなる対策と取り組みについて議論される予定です。

今回、実際に現地入りしたNGOスタッフや市民団体の若手メンバーからの帰国リポートのほか、海面上昇の影響を大きく受ける南太平洋島国出身の若者をサポートするNGOスタッフからの動画メッセージ(事前収録)もお届けします。
ブラジルで話し合われた気候変動のはなし、ぜひご参加ください!
【開催日程】12月5日(金)10時30分~12時00分
【開催方法】ZOOMミーティング
【参加費】無料
【登壇者】
≫長田 大輝(おさだ ひろき)さん/環境NGO FoEJapan スタッフ
≫豊吉 里菜(とよし りな)さん/The Climate Reality Project(CRP、クライメート・リアリティ・プロジェクト) コミュニティ・アドボカシー・オフィサー
【動画メッセージ】
≫エミリー・マグローンさん/国際NGOピースボートUS ディレクター
≫カレン・ハロウズさん/国際NGOピースボート国際コーディネーター
【主催】パルシステム連合会 環境委員会
※後日、アーカイブ視聴ご希望の方も、以下からお申込みが必要です。
申込受付は終了しました
プログラムの内容(予定)
| 10:30ー10:35 | オープニング |
|---|---|
| 10:35ー10:45 | 【動画メッセージ】南太平洋島国の若者たちとコミュニケーションするなかで伝えたいこと(事前収録) |
| 10:45ー11:25 | 【COPリポート①】長田 大輝さん COP30の論点と成果。また内容に対する評価の見方/参加した国々の動きや思惑、受け止め、今後の展望 など。 |
| 11:25ー11:55 | 【COPリポート②】豊吉 里菜さん 現地で行われたサイドイベントに参加して/COP30の成果に対する市民団体の受け止め、現地の様子や反応な ど。 |
| 11:55ー12:00 | クロージング |
登壇者プロフィール
≫長田 大輝(おさだ ひろき)さん
Friends of the Earth Japan 開発金融・環境キャンペーナー。日本の公的金融機関による化石燃料投資、特にLNG(液化天然ガス)事業に関する調査・提言活動を行う。国内外のNGOや地域住民と連携し、環境・社会影響への対応を求める活動を展開。

≫豊吉 里菜(とよし りな)さん
これまで日本の人権団体や英国のDV被害者支援団体で活動し、ビジネスと人権やジェンダーに基づく暴力など、社会的に脆弱な人々のエンパワーメントに取り組む。CRPジャパンでは、インターセクショナリティの課題にも注力し、アドボカシーを通じてコミュニティと共に気候正義実現を目指す。愛知県出身、英国ヨーク大学院応用人権学修士課程修了。

≫エミリー・マグローンさん
2004年よりピースボートに携わり、現在はニューヨークを拠点とするピースボートUSのディレクター。2015年には、若者の教育と持続可能な開発目標(SDGs)への参画を促進するために「Youth for the SDGs」プログラムを立ち上げ、このプログラムは後に国連の「持続可能な開発のための海洋科学の10年」の公式取組となり、地元で海洋および気候変動対策に取り組む若者リーダーをつなぐとともに、小島嶼国出身の若者への奨学金支援も行っている。
COP25以降、国連気候変動枠組条約締約国会議(UNFCCC)に毎年参加しており、国連の海洋および気候行動に関する会議における若者の参画を促進するプログラムを主導。

≫カレン・ハロウズさん
ピースボートの国際コーディネーター。核廃絶、軍縮に焦点を当てた教育・アドボカシーの分野で活動している。平和と気候危機の双方の課題に取り組み、国連気候変動枠組条約会議(UNFCCC)のジェンダーグループにおける「平和と非軍事化ワーキンググループ」を共同で率い、各国の軍事行動がいかに気候危機を助長しているかを明らかにするための提言活動を行っている。
