産地へ行こう。「冬の秋田で雪遊び!東成瀬村の郷土料理を楽しもうツアー」を開催 人のあたたかさと伝統を守る思いを体感!
2018年2月26日
「秋田あきたこまち」やりんごの産地である秋田県南部。パルシステムは2006年にその地域のJAや行政と連携し食育や人的交流などを目的とし活動する「秋田南部圏 食と農推進協議会」を設立。今回は、協議会に属する地域のひとつ東成瀬村を訪れました。一面雪景色の中、たくさん雪に触れ産地の方々のあたたかさを感じた2日間でした。
ツアーダイジェスト
大曲駅からバスで1時間程走り、東成瀬村に到着しました。冬季には約90%の地位が豪雪地帯となる秋田県。例年よりも雪が多いとのことで2メートル程の積雪の中、途中天気も心配されましたがホテルに到着すると快晴。とてもよい天気の中雪遊びスタートです。今回は真っ白なゲレンデの目の前で、ソリ滑りやわくわくランドでのアトラクション、かまくらづくりなど大人も子どもも思いっきり雪遊びを楽しみました。雪国でしかできない体験にみなさん夢中でした。
夜は生産者さんとの大交流会です。20名程の産地関係者の方々に参加いただき、テーブルのあちこちから「秋田におかえり!」、「大きくなったね~!」など生産者からの声が聞こえました。後半の自己紹介でみなさんの距離もさらに縮まり、とてもあたたかい雰囲気の中行われました。夕食では東成瀬村の特産品である赤べこや仙人米、平良かぶなど郷土料理を堪能しました。
また、雪遊びの中みんなでつくったミニかまくらは1つ1つに明かりが灯り、夕食会場から見えるとても綺麗な光景にみなさん感動していました。
2日目は農作物の集出荷所の見学、プチ座禅体験、トマトバーガー作りを行いました。
集出荷場の見学では、しいたけの集荷についてお話を聞くことができ、地域の農作物について学びました。
仙人の郷としても有名な東成瀬村。東成瀬村では毎年、仙人修行と題して座禅や滝打たれ体験などを行っています。今回は龍泉寺を訪れ、住職さんのお話を伺い座禅体験を行いました。とても静かな空間の中での体験に心がリフレッシュされたという声が多く聞かれました。
最後はトマトバーガー作り体験です。東成瀬村の特産品のトマトを使用した米粉のバンズで作るトマトバーガーは絶品です。なるせ加工研究会のお母さん方に教えていただきながら作りました。体験中もみなさんいろいろな話に花を咲かせていました。そのほかにもお母さん方の手作りの芋の子汁と味付けご飯もいただきました。
真っ白な雪の中、冬の秋田を満喫することができ、地元のみなさんのあたたかいおもてなしに心がほっとした2日間でした。年間を通じて交流のある秋田の産地ですが、今回のツアーを通じて、冬の東成瀬の食や伝統文化にふれ、人が通う交流の奥深さを改めて感じました。
参加者の声(一部抜粋)
1泊2日の産地交流。子どもを連れての雪国への旅、ということで、始めはどんなものかとドキドキしていましたが、2日間を終えて、来て良かったという気持ちでいっぱいです。「人との交流」がテーマなので、一般的な旅行ツアーでは感じることのできない、温かい心をたくさん感じることができました。
毎回「おかえりなさい」と出迎えて下さって、「大きくなったなあ」と子どもたちの頭をなでて下さる、その何気ない言動がどんなに心いやされたか、子どもたちにはふるさとの祖父母がいないので、余計にありがたく嬉しく、人間形成にも重要な存在に生産者の方々がなっているのです。また再会できることを切に願っております。
自然を相手に作物を作ることの大変さを聞いて大地の恵みを頂くことの有難さを改めて考えさせられました。東成瀬村の皆さんがとても温かかく迎えてくれ秋田のファンになりました。