アクアマリンふくしまで「水族館から海の環境といのちについて考えよう!」を開催しました。
2025年4月16日
パルシステム連合会は、3月1日(土)に福島県にある環境水族館「アクアマリンふくしま(公益財団法人ふくしま海洋科学館)」にて「水族館から海の環境といのちについて考えよう!」を開催しました。
この企画は、設立70周年を迎えた地元生協パルシステム福島との3者共同開催とし、会場のマリンシアターに招待された組合員46組125名のほか、オンラインで56名(組合員以外の方含む)が参加しました。
パルシステムでは2024年度、『「地球の今」を「親しみやすく」情報発信を行い、今行動することが気候危機を救えることを伝える』をテーマに取り組みを進めており、子どもたちの興味関心から大人も学べるよう本イベントを企画し開催しました。
●地球の7割は海だから、海も暖かくなっている。
アクアマリンふくしま 飼育展示統括部長の岩田雅光さんから、私たち人間が出しているたくさんの温室効果ガスの影響で、地球の温暖化が進み、結果地球の7割を覆う海も暖かくなっていると話されました。
住みかを離れざるを得なくなった海の生きものたちのこと、獲れる場所が北上してきているという漁業者からのお話など、温暖化のメカニズムや海の生きもの変化について岩田さんのお話に、子どもたちは熱心に聴き入っていました。
●海のごみは9割が海底に
増えつづける海のプラスチックごみは、2050年には魚の量を上回ると言われているという話に驚く子どもたち。いま身の回りに起きている現状をまずは知るということ、そしてどの生きものでもいいので生きものを好きになることが大事。それが、地球環境や私たちのいのちを守ることにつながっているんだよ、と子どもたちにメッセージを送りお話を締めくくられました。
《参加者の感想》
・鳥のおなかからプラスチックが出てきた映像など具体的なお話もあり、わかりやすかったです。今後は道でも落ちているゴミを拾うように心がけたいと思いました。
・いろいろな実例を見せていただき、こどもにもとても分かりやすかったです。むしろ大人の方が勉強になりました。
・[SDGS」「温暖化」というキーワードが身近になっていますが、大好きな生き物と結び付けて岩田さんが分かりやすく話してくださったことで子どもたちも理解できました。
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