「はじめよう!NO!海のプラスチックごみ」トークイベントを開催しました

2022年8月16日

地球規模で取り組まれる2050年の脱炭素社会の実現へ向け、パルシステム環境委員会では「環境・気候変動アクション2022」を年間で取り組んでいます。

「未来のために知っておきたい、海とプラスチックの話」大阪商業大学公共学部/特定非営利活動法人プロジェクト保津川 代表理事 原田禎夫先生)

8月5日(金)東京・新宿区のパルシステム連合会東新宿本部で「はじめよう!NO!海のプラスチックごみ」親子向けトークイベントをオンラインで開催。組合員家庭の大人や子ども、役職員、一般参加など約360名の申込がありました。

開会にあたり環境委員会・高野祐子委員長(パルシステム福島理事長)は、「世界的な問題になっているプラスチックごみについて学び、関心を広げ、問題を解決するために私たちにできることを皆さんと一緒に考える時間にしたいと思います」と挨拶しました。

はじめに、大阪商業大学公共学部、原田禎夫先生より「未来のために知っておきたい、海とプラスチックの話」をテーマに、日本のプラスチックごみ廃棄物処分の現状や、ご自身も活動されているNPOの活動事例として京都府保津川のゴミ削減の取り組み、世界のレジ袋の規制状況など、プラスチックに関わる問題をわかりやすく解説いただきました。

プラスチックごみ問題から私たちの暮らしを見直し、アクションを起こそう!

後半は、プラスチックごみについてのドキュメンタリー映画「マイクロプラスチック・ストーリー~ぼくらが作る2050年~」の共同監督である佐竹敦子監督、原田先生、環境委員会委員の中村真紀さん(パルシステム千葉理事)と一緒に「はじめよう!NO!海のプラスチックごみ」をテーマにトークセッションを行いました。

※ドキュメンタリー映画「マイクロプラスチック・ストーリー~ぼくらが作る2050年~」より

中村さんの「1分間で身の回りにあるプラスチック製品を集めてみよう!」というかけ声のもと、集められたプラスチック製品がオンライン画面に映し出されました。ペットボトルをはじめ、タブレットやシャープペンシルなど身の回りに溢れているプラスチックを目の当たりにし、どうすれば削減できるのかアイデアなどを出し合いました。

また、佐竹監督や原田先生からは、アメリカやEUのプラスチックに対する日本との問題意識の違いなどもうかがい、熱心に聞き入る子どもたちの姿が見られました。発言や質問も活発に行われ、チャットでの質問には佐竹監督や原田先生から即時回答がなされる場面もあり、大いに盛り上がりました。

「トークセッション」左より佐竹監督、原田先生、中村理事(パルシステム環境委員会委員)

「環境問題全体が大きすぎて、自分のやっていることでは結果が見えず諦めてしまいそうになります。どんな気持ちで取り組んでいけば良いでしょうか」という参加者からの質問に対して、「一緒に取り組む仲間を見つけていくこと、取り組んでいく中で仲間に出会えること、そして取り組み続けること」「行動を起こしている人に“ありがとう”を伝えていくこと。伝えることで取り組みの力になる」「続けるためには楽しく取り組むことも大事」など、温かいメッセージをいただきました。

閉会にあたり、環境委員会・小島教子副委員長(パルシステム東京常任理事)より、「ここからは、私たち一人ひとりがどう行動、“アクション”を起こすかにかかっています。プラスチックごみをへらすために、何ができるのか、考えて、アクションにつなげていく力をみんな持っています。皆さんのアクションが地球の未来を守ることにつながることを願っています」と呼びかけました。

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