毎日のくらしのなかで、ムリせず食品ロス削減 ~食品ロス減らそう「食べきりエコ」取り組み報告

2020年11月24日

昨年10月に「食品ロス削減推進法」が施行され、10月は「食品ロス削減月間」となっています。それに合わせパルシステムでは、食品ロス削減につながる「エコ」行動への組合員参加を募り、暮らしの中のアイデアを募集し共有する「食べきりエコ」を実施しました。(10月1回~4回開催)

5つの「エコ」行動

カタログ誌面やインターネット注文画面などで、家庭で手軽に取り組める5つの「エコ」行動への参加を呼びかけ、12,914人の組合員が参加しました。

1. 買い物前にストック確認
2.  ふぞろい・難ありも活用
3.  調理は食べきれる量で
4.  まるごといただきます
5.  かしこく保存します

Instagram  31件、Twitter  9件、ひとことメールでは71件の投稿があり、多様な工夫やアイデアが集まりました。

投稿された食品ロス削減のアイデアの一部を紹介します。

「今晩の夕食。 エコかぼちゃを皮ごと無水鍋で茹でた。茹で汁は、明日の朝食の味噌汁の出汁として使用。 ぶぞろいナス、有機ピーマン、徳用にんじんを使ったオイスターソース炒め。 ピーマンは、ワタと種も使用。 にんじんとナスは、皮をむきません」

 

「汁物は欠かせない!  残り野菜を入れて豆乳豚汁を作りました。 スープにしたら野菜の形は気になりません」

 

「昨日の煮物の残り汁に、白菜とねぎを入れ卵とじにしてみました。 しじみ汁の出汁用昆布2枚も、今日はお椀に盛り付け、食べました。実は出汁用でなく柔らかい昆布なので普通にペロリと食べられます。捨てちゃうこともあったけど、食物繊維たっぷりでもったいなかったわぁ〜!」

 

「昆布で出汁を取る時は必ず、刻んで昆布もみんなで食べちゃいます! また鰹節も出汁取って終わりー!ではなく、そのままいれてそのまま食べてしまいます。 出汁を取って終わりではあまりにもったいないので食べられるものは食べるようにしています」

 

「サンファームさんのエコ・りんご(紅玉)でジャム作り。減農薬で栽培されているりんごだから安心して皮ごと使える。皮ごと使えば栄養もたっぷり、色もキレイで、捨てる部分が少なく食品ロス削減にも!」

 

「お鍋の翌日は大抵お好み焼き。汁ごと使えば栄養も無駄なく摂れて、食品ロスも削減です」

「ひとことメール」より

・葉付き大根の葉は半日天日干しし刻み、しらす、ごま、かつお節を加えふりかけに。人参は皮ごと調理。きのこ類は軸を最低限切り落とし、適当にほぐしたあと冷凍保存。

・冷蔵庫のストックは最低限に。買いすぎはムダになると、我が家ではギリギリをめざしています。保存可能な常備品(梅干等)は、必ず作りストック。

・購入した食材はその都度一覧表に記入し、使用したらリストから消去。リストを見て10日分の献立を考え、消費期限内に食材を使い切り。うすあげ、ネギ、きのこ類は購入後すぐに細かく切り冷凍。キャベツや大根等は割高だが半分にカットしたものを購入。

・買い物前に冷蔵庫をチェックし、必要な物だけを買うように、また余った物はすぐ冷凍保存を心掛ける。

 

「ひとことメール」

組合員へ、お気に入りの商品や要望、カタログ誌面についての感想、その他パルシステムに対する意見、要望などを、カタログの裏表紙やインターネットで受け付け、今後の商品開発・改善、誌面作り、パルシステムの事業運営などに役立てています。

 

コロナ禍で在宅・調理の機会が増え、食材の使い切りなどの節約や家庭ごみの削減が関心事となっており、今回の企画を機に食品ロス削減の意識を高め、取り組みを広げていきたいと考えています。こういったくらしの中の身近な取り組みをはじめ、パルシステムはこれからも組合員とともに食品ロス削減などの様々な環境課題の解決に取り組んでいきます。