「プラスチック削減プロジェクト」が設立会議を開催 持続可能性の追求へ――メーカー、流通、生協がひとつに

2019年5月20日

製造、流通、物流などのパルシステムと取引する団体で構成するパルシステム協力会と連携し、パルシステム連合会は5月9日(木)、パルシステム連合会東新宿本部で「プラスチック削減プロジェクト設立会議」を開催しました。

発表者ほか関係者のみなさんと、当会専務理事の渋澤(中央)

パルシステム連合会とパルシステム協力会環境部会では以前から、プラスチック削減へ向けて事例共有などを進め、商品容器包材の削減などを実現してきました。「プラスチック削減プロジェクト」は、さらなるプラスチックの削減を目的に発足しました。資源循環かつ持続可能な社会の実現に向けた協同のパートナーシップを進めます。

設立会議には、およそ80社150人が参加して開催され、パルシステムの取り組みと課題認識が説明された後、包装材メーカーから事例紹介や素材の説明などがありました。パルシステムでは、2017年度から2019年度までの3カ年で2016年度を基準年とし、同年実績と同等までプラスチック使用量を抑える目標を掲げています。

プロジェクトでは、環境キャンペーンなどを通じたプラスチック削減につながる商品の利用を呼びかけ、利用伸長とコストの削減によって事業と環境保全の両立を目指します。具体的には、毎年6月に実施している環境キャンペーンをはじめ、学習会や協力会との連携、社会的発信などを行う予定です。

開催にあたりあいさつしたパルシステム連合会・商品開発副本部長の西田隆は「プラスチック削減は、長期的、戦略的な取り組みと位置づけており、『第1回ジャパンSDGsアワード』の受賞団体として業界をリードする責任も感じます。プロジェクトを実践の場として活用し、活発な情報交換を通じて具体化への道筋をつけていきましょう」と協力を呼びかけました。

プラスチック削減の取り組み