ポークランドグループが「飼料用米活用畜産物ブランド日本一」を受賞 めざすは地域で自給できる畜産
2019年3月27日
ポークランドグループが飼料用米を先進的に活用しているとして「平成30年度飼料用米活用畜産物ブランド日本一」で農林水産大臣賞を受賞しました。3月15日(金)、東京都内で表彰式が行われました。
輸入飼料に頼らない日本型畜産が評価
一般社団法人日本養豚協が主催する「平成30年度飼料用米活用畜産物ブランド日本一」は、飼料用米を活用した畜産物の高付加価値化の取組を実践している先進的かつ他の模範となる畜産事業者を表彰する制度です。
農林水産大臣賞を受賞したポークランドグループは、パルシステムで人気の「日本のこめ豚」を生産する秋田県の産直産地です。国内で自給できる米の積極的な活用によって、農地を再生し、輸入飼料に頼らない地域循環型の畜産をめざす取り組みが高く評価されました。
表彰式は3月15日(金)、東京・文京区の東京大学弥生講堂で開催され、ポークランドグループ豊下勝彦代表、当会からは産直部長・江川淳が出席しました。
受賞を受けて豊下代表は、「飼料米の給与は地域の景観を残したいという思いでスタートしました。東日本大震災で配合飼料が農場に届かなかった時に、国産飼料の大切さを実感し、それからは配合率を3割に増やしました。今は飼料高騰に加え、飼料米の確保もたいへんですが、こめ豚を利用してくれる組合員がいるからこの取り組みが成り立っています。飼料米を与えて豚肉を生産するだけの自己満足ではなく、利用してくれる人がいるからこその『日本のこめ豚』なんです。これからも『日本のこめ豚』をよろしくお願いします」と話しました。