沖縄県・恩納村が「サンゴの村宣言」  環境保全型の地域づくりにパルシステムも参加

2018年8月3日

温暖化による海水温上昇の影響で白化するなど、サンゴの荒廃が近年深刻になっています。沖縄県・恩納村漁協は、海の生物のすみかとなり豊かな生態系を育むサンゴを植え付けることで、海を守り、育む“里海づくり”を行っています。

パルシステムは2009年に、恩納村漁協、もずくメーカーの(株)井ゲタ竹内、恩納村とともに「恩納村美ら海産直協議会」を設立。商品代金の一部をサンゴの植え付けに役立てるしくみを作り、2017年度末までに累計9,300本のサンゴを植え付けています。

サンゴを真ん中に「環境」でつながる

昨年12月には、恩納村と「恩納村コープサンゴの森連絡会」のパートナーシップ協定を締結しました。恩納村、恩納村漁協、(株)井ゲタ竹内、当会ほか全国から生協が参加。恩納村と「恩納村コープサンゴの森連絡会」に参加するメーカー、生協が一体となって環境保全を推し進める体制が確認されています。なお、同連絡会の代表を当会専務理事・渋澤温之が務めています。

長浜善巳恩納村長(中央左)、山城正己恩納村漁協組合長(中央右)、当会秋山貴彦水産課長(右から4人目)ほか関係団体でサンゴの村宣言を応援

恩納村は7月28日(土)~29日(日)開催のイベント「第35回うんな(恩納)まつり」のなかで、「サンゴの保全と再生」を真ん中に、農業、漁業、観光業、社会教育など、村全体の発展をめざすとして「サンゴの村宣言」を行いました。今後の推進にあたっては「恩納村コープサンゴの森連絡会」の積極的な関与が期待されており、当日はパルシステムからも式典に参加しました。

また宣言とあわせて「うんなまつり」を盛り上げようと、他の協力団体とともにパルシステムも出展。オリジナル人気商品である「ポークウインナー」を来場者に廉価で提供し、好評を得ました。

ポークウインナーは沖縄でも大人気

赤土流出対策の成果も確認

沖縄県では台風などの大雨で、農家の畑から耕土が海域へ流出することで、サンゴ養殖はもとより海域への環境影響が懸念されています。昨年恩納村では、赤土等流出防止対策協議会を設立し、パルシステムが参加する「恩納村美ら海産直協議会」もその活動を支援しています。
「うんなまつり」開催前には、パルシステムの組合員や役職員が5月に植え付けしたインド原産のイネ科植物「ベチバー」のグリーンベルトを視察し、わずか2カ月で30センチメートル以上も成長しているようすを確認しました。台風10号が沖縄県を直撃した翌日(7/22)の訪問であったにもかかわらず、耕土の流出は一切なく、高い効果が実感できました。

パルシステムはこれからも恩納村のほか、全国の生協や企業と連携し、サンゴを守り育てる活動に取り組んでいきます。

植え付け時のようす

青い海へと続く、大きく育ったベチバーのグリーンベルト

パルシステムの商品|恩納もずく

第36回全国豊かな海づくり大会で環境大臣賞を受賞 作る、食べる、ともに育む「里海づくり」が評価

恩納村コープサンゴの森連絡会

<構成団体>
コープCSネット|生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合(広島県)
生活協同組合連合会東海コープ事業連合(愛知県)
生活協同組合連合会アイチョイス(愛知県)
生活協同組合連合会コープ北陸事業連合(石川県)
生活協同組合コープしが(滋賀県)
京都生活協同組合(京都府)
生活協同組合コープこうべ(兵庫県)
生活協同組合おおさかパルコープ(大阪府)
大阪よどがわ市民生活協同組合(大阪府)
生活協同組合コープおきなわ(沖縄県)
恩納村(沖縄県)
恩納村漁業協同組合(沖縄県)
株式会社井ゲタ竹内(鳥取県)
パルシステム生活協同組合連合会(東京都)
※順不同/( )内は所在地、もしくは本部所在地