祝・1万本の植樹を達成! 植樹によって大きく変わった「環境」を実感

2018年6月15日

6月9日(土)~10日(日)にかけて「産地へ行こう。」北海道野付 野付ふーどの森植樹ツアーが行われ、パルシステムの組合員や職員など29名が参加しました。今回は、2000年6月に初めて植樹を行ってから「1万本」の大きな節目となりました。

最初の植樹地からは湧き水が

本活動は、豊かな海の環境を維持するために、木の伐採により荒れてしまった川の両側に野付漁業協同組合(以下、野付漁協)の女性部が木を植えたのが、始まりです。その後、野付漁協、北海道漁業協同組合連合会とパルシステム生活協同組合連合会の三者で協議会を設立し「100年かけて100年前の浜を孫、子へつなぐ」取り組みを始めて18年。今回のツアーでは、初めてパルシステムの組合員・職員が植樹を行った場所を訪れました。18年を経て、当時は野原のような状態であったのが、今や樹高10mを超す明るい林になっており、ところどころから水が湧き出していました。

今回の植樹の地である当幌川流域の元牧草地では、よく晴れて暑いなか、JA中春別、野付漁協、漁協婦人部、根室森林局森林組合などからおよそ100名が参加しました。根室森林局森林組合の原雅彦森林室長より「1本1本、愛情込めて植えてください」という指導のもとに、急な斜面にも関わらずヤチダモ500本をあっという間に植え終わりました。

1万本達成に際し、参加した組合員は「食べ物がどこからくるのか、どんな風に育っているのかを、家族と共有したいと思いツアーに参加しました。年を重ね、いつか、植樹した樹を見に来たいです」、「今回の植えた木が20年経つと、また地中から水が湧き出します。子どもが大きくなって、今日見たこと、感じたことを次の世代に伝えてほしいです」と感想がありました。