うなぎの産直産地で職員がモニタリング調査に参加 昨年放流したうなぎを再捕

2018年6月14日

パルシステム連合会は、2013年にうなぎの産地である鹿児島県・大隅地区養まん漁業協同組合(以下、大隅養まん漁協)と「大隅うなぎ資源回復協議会」を設立し、資源対策について検証しながら多角的に取り組んでいます。

2018年6月1~2日(金・土)大隅養まん漁協で産地研修を開催し、パルシステムグループの職員11名が参加しました。石倉かごを引き上げ、河川環境やうなぎの生息状況などを観察しました。

汽水で育てた放流うなぎを再捕

石倉かごからは、全長5.8cmのクロコと呼ばれる小さな個体のほか、全長53.2cmの黄ウナギ期の個体まで、9固体の天然うなぎが採捕されました。石倉かご下流の石積護岸部における電気ショッカー調査では8個体採捕され、内4個体は再捕個体で全長・体重とも増大が確認されました。

これまでの本放流モニタリング調査によって、小さい個体のほうが高い効果が想定されることから、昨年6月に100pサイズ(10g程度)の汽水池・淡水池で養成された各100個体の腹部にイラストマー標識(汽水は緑、淡水個体はピンク)を付けて放流しています。今回の調査では初めて、汽水で育てた放流うなぎが石積の護岸から再捕されました。再捕時の体重は14gと、約1.4倍の成長を示し、河川に順応したことで胴体の前方が黄色と、天然うなぎの色に変わっていました。

九州大学の望岡先生よりモニタリング調査の説明を受ける参加者

2017年6月に放流したうなぎが再捕。腹部に緑のイラストマー

養殖うなぎ(上段・灰色)と天然うなぎ(下段・黄色味がかっている)

2017年度は886万円の支援金が集まりました

パルシステムでは、うなぎの資源回復に向けて2013年から「ニホンウナギの資源回復のためのポイントカンパ」を組合員より募集しています。2017年度は315万8,922円が寄せられました。また7月月間の取り組みとして大隅産のうなぎを使った対象商品1パックにつき10円を設定し、組合員負担ではなく生協として570万3,512円の支援金を積み立て、あわせて886万2,434円が集まりました。ご協力ありがとうございました。

今後も、放流モニタリング事業のほか、学習会や、鹿児島県ウナギ資源増殖対策協議会事業である石倉かごを応用した魚道の設置・調査などに支援金を振り分け、行政や研究者とともに、資源回復活動に取り組んでいきます。

▽引き続き、資源回復をめざす活動にご支援をお願いします
1口100円のカンパにご協力ください。
注文番号:190969(毎週受付)

▽関連リンク

パルシステム情報メディア「KOKOCARA(ココカラ)」|うなぎの資源回復の取り組みについて

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