メディアのみなさんを招き「環境キャンペーン」発表会を開催

2017年5月26日

パルシステム連合会は6月から環境保全を呼びかける「環境キャンペーン」をスタートさせます。それに先立ち5月23日(火)、東京・新宿区の東新宿本部にて、メディアのみなさんを招き、試食を交えた発表会を開催しました。

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たとえばもずくを「おいしく食べる」がサンゴの保全につながります

商品の利用が環境保全に

パルシステムの「環境キャンペーン」は6月から7月にかけた2カ月間実施します。カタログやインターネット、商品などを通じて農林水産業による生物多様性保全や、再生可能エネルギー、3R(リデュース・リユース・リサイクル)、石けん利用などを呼びかけます。いずれも、ふだんの生活で購入する商品の利用が環境保全につながる仕組みです。

環境キャンペーンについて報告する高橋広報本部長

環境キャンペーンについて報告する高橋広報本部長

冒頭、あいさつした高橋宏通・当会広報本部長は「パルシステムでは長年産直に取り組み、有機農産物の取り扱いシェアは国内でトップクラスと、環境を意識した事業を行なってきました。今年は『環境のパルシステム』として、環境保全活動にさらに注力し、買い方、使い方、選び方で社会が変わることを組合員とともに意識を高め、すすめていきたい」と抱負を語りました。発表会では環境キャンペーン全体の概要を説明するほか、特に環境保全につながる商品を使用したランチを提供しました。

5月5回~7月4回まで9企画 「グリーンスタンプラリー」スタート!

食べて実感!「環境保全ランチ」メニュー

20160523環境camp記者懇談会 022

「コア・フード野付のほたて」 「北海道野付のいくらしょうゆ漬け」「北海道野付産秋鮭切身」
北海道・野付漁業協同組合/海を守るふーどの森づくり植樹協議会を設立。森から海を再生しようと、組合員とともに植樹活動を続けている
「恩納もずく」
沖縄県・恩納村漁業協同組合/サンゴの植え付けで海の環境を保全する取り組み。パルシステムも設立メンバーである「恩納村美ら海産直協議会」は昨年、第36回全国豊かな海づくり大会で環境大臣賞を受賞
「大隅産うなぎ蒲焼」
鹿児島県・大隅地区養まん漁業協同組合/「大隅うなぎ資源回復協議会」を設立。商品の利用点数に応じて支援金を積み立て、うなぎの放流や、すみかとなる「石倉かご」の川への設置費用などに活用。この日はうなぎという資源を有効に活かすために、通常よりも大きく育てたうなぎの蒲焼を提供。今期は7万パック限定で発売予定
「日本のこめ豚」
秋田県・ポークランドグループ/畜産飼料の自給率向上や地域の活性化、フードマイレージの削減などをめざし、国産米を豚に給餌。当初、米の配合比率は仕上げ期の飼料の10%から、2015年にはこの比率を30%にまで引き上げ
「までっこ鶏」
岩手県・十文字チキンカンパニー/飼料に抗生物質や合成抗菌剤は不使用。自然の光と風が入る鶏舎で鶏を健康的に育てている。毎日400トン発生する鶏糞を活用したバイオマス発電事業を立ち上げ、「パルシステムでんき」を通じて電力を供給。焼却灰もたい肥化

 

各商品の担当者が商品特長を説明

各商品の担当者が商品特長を説明

環境への取り組みDVDを上映

パルシステムの3R活動

産直産地から発電産地へ