日本最大級の環境展示会「エコプロ2016」に出展 食べるで守る、環境保全型の社会

2016年12月14日

国内最大級の環境イベント「エコプロ2016」が12月8日(木)から10日(土)までの3日間、東京ビッグサイト(東京・江東区)にて開催されました。パルシステム連合会は「食べるで守る」をテーマに、環境保全型の米・水産・畜産事業を紹介し、3日間で計8,030名が来場しました。

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次の世代へよりよい自然環境を手渡したい

パルシステムでは、1人ひとりの選択でよりよい社会や自然環境を次世代へ引き継ごうと、「ほんもの実感!」くらしづくりアクションを呼びかけています。食とくらしを支える商品が、社会や環境とつながっていることを、商品のこだわりやおいしさとあわせて実感するのを目的としています。

今回、パルシステムのブースでは「ほんもの実感!」の取り組みから、「食べるで守る」と題して3つの事業を紹介しました。来場者は、シールラリー形式で説明パネルを回り、ラリーカードにシールを貼ります。ゴールしたみなさんには、産直みかんをプレゼントしました。

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お米の説明パネルには、田植えや収穫といった1年を通じた田んぼのようすや、田んぼに生息するさまざまな生きもの、収穫されたお米が食卓にならぶまでの過程などを示しました。当日は、実物のイトミミズも展示され、大人も子どもも賑わいを見せました。米作りで農薬の使用をできるだけ減らすことが、地域の生物多様性につながっていることを伝えました。

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水産のブースでは、うなぎの資源回復の取り組みと、サンゴの植え付けについて案内しました。うなぎの放流モニタリングで生態解明やよりよい資源回復策の発見に挑んでいることや、もずくの生育に必要な酸素や養分を供給するサンゴを植え付ける基金や交流活動について訴えかけました。畜産では、安心安全な鶏肉の生育と、そこから出る鶏ふんを活用した飼料用米の生産や、バイオマス発電を行ない㈱パルシステム電力で供給するといった資源循環を説明しました。

参加者からは「鶏のふんが電気に変わるなんて、とても驚きました。資源が循環しているようすがよくわかりました」「動物だから産卵する、といったサンゴの生態について初めて知りました。サンゴが住めるきれいな海をいつまでも残したいです」といった感想が聞かれました。

8日のパネルセッション「電力自由化で注目される再エネ電力」には、㈱パルシステム電力より野津秀男取締役部長が登壇。

パルシステムでんき