「電力の地産地消」実現記念セレモニー 太陽光発電と農作業負担軽減を両立〔電力〕
2026年10月8日
生産地の経営安定も寄与
おひさまフルーツやまなし株式会社(山梨県南アルプス市、細田俊二社長)と株式会社パルシステム電力(東京都千代田区、大安さとる社長)は2026年10月6日(火)、南アルプス市のおひさまフルーツやまなし発電所で「『電力の地産地消』実現記念セレモニー」を開催しました。果樹の園地に設置した太陽光発電で生まれた電力をパルシステム山梨長野(甲府市、古家滋子理事長)で消費する電力の「地産地消」が実現します。
苗が育つまでの資金確保にも
セレモニーは、南アルプス市の金丸一元市長を来賓に迎え、地域資源の循環モデルのスタートを記念し、開催しました。これによりソーラーシェアリングから生み出された電力を地元山梨県内のパルシステム山梨長野で消費する「電力の地産地消」が実現します。
ソーラーシェアリングの導入によりおひさまフルーツやまなしは、生産するシャインマスカットやブルーベリーの販売に加えて太陽光発電による電力から収入を得ます。果物は植樹してから本格的に収穫できるまで5年ほどかかるため、収穫が安定するまでの間、電力の販売で一定の資金を確保できます。
さらに発電パネルの遮光効果で、夏の厳しい農作業の負担を軽減するほか、果物の変色防止や防虫、防鳥ネット用の支柱にも活用できるなど、生産性向上にも寄与しています。観光客を呼び込んだブルーベリー狩りなどの観光資源としても期待されています。
南アルプス市長「農業振興と脱炭素は意義深い」
セレモニーであいさつしたおひさまフルーツやまなしの細田社長は「地域や行政とのつながりがなければ、ソーラーシェアリングは広がりません。利用者のみなさんもぜひ足を運んで『電気がどう作られているのか』見に来てください」と呼びかけました。
来賓として出席した南アルプス市の金丸一元市長は「農業振興による持続可能な地域づくりとエネルギー循環による脱炭素の推進が両立するという非常に意義深い活動と評価しています。ソーラーシェアリング施設がさらに増えていくことを期待します」と語りました。
利用者を代表したパルシステム山梨長野の古家理事長は「『電力の地産地消』が実現し、うれしさでいっぱいです。農業、発電、観光がリンクするモデルケースとなることを願っています」。電力を調達するパルシステム電力の大安社長は「地域に貢献する再生可能エネルギーとして利用者へ情報を伝え、理解を広めたいと思います」と抱負を述べました。
パルシステム電力はこれからも、命と暮らしを支える食とエネルギー生産の持続可能性を追求し、脱炭素社会の実現を目指していきます。

施設をバックに設置予定の看板を掲げる(左から大安社長、古家理事長、金丸市長、細田社長)と参加した皆さん

発電施設の下で育ったシャインマスカットを試食

南アルプス市のシンボル「桃花橋ループ」下に立地