「恐竜博士に聞こう!化石発掘で気候の変化がわかる?!」を開催しました。

2024年7月19日

パルシステム連合会は6月22日(土)に「恐竜博士に聞こう!化石発掘で気候の変化がわかる?!」を開催し、会場で35組92名、オンラインで360組の参加がありました。

パルシステムでは2024年度、『「地球の今」を「親しみやすく」情報発信を行い、今行動することが気候危機を救えることを伝える』をテーマに取り組みを進めており、子どもたちの興味関心から大人も学べる本ベントを開催しました。

●気候変動とパルシステムの環境への取り組みクイズ

はじめにパルシステム連合会 環境委員会の西内良子副委員長(パルシステム埼玉常任理事)より、気候変動の現状や影響と、私たちにできることとして3R(リデュース・リユース・リサイクル)やパルシステムの環境への取り組みについて、クイズを出題しながらお話ししました。会場のお子さんは元気に手を挙げて、オンラインの方にも投票機能で回答してもらいました。

●「人類は絶滅すると思いますか?」

基調講演は北海道大学総合博物館副館長・教授で古生物学者の小林快次先生をお招きし、「恐竜と気候変動問題」というテーマでお話しいただきました。

冒頭「人類は絶滅すると思いますか?」という質問から始まり、今の私たちの豊かなくらしを世界中の人々がすると地球は3つ必要だという試算があり、地球に無理のある状態でくらしているというお話からスタート。最新の恐竜研究の内容や、毎年アラスカに発掘調査に行く度に氷河が減っているのを目の当たりにされていること、第6の大量絶滅期と言われる現代は人類のくらしの影響で「恐竜の大量絶滅」よりも壊滅的な状況であるというお話などがありました。
種として人類もいつか絶滅するが、人類は「考える」「伝える」ことができるので絶滅する時を延ばすことはできる。皆で、今の自分のためではなく未来の世代に向けて、日々環境について考え、伝えて、行動し地球を大切にしていきましょうというメッセージで締めくくられました。

参加者の感想(一部抜粋)

・環境の問題について、恐竜のお話と関連づけていただき恐竜好きの息子にとってはスッと頭に入ってくる内容だったと思います。

・大好きな恐竜と、地球や人間の危機の結びつきは、とても考えさせられる内容でした。

・恥ずかしながら、恐竜から気候変動、絶滅に関する問題を「知ること」・「考えること」ができるとは思わず、学ぶことが多かったです。


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