ASEAN視察団へパルシステムを紹介 産直や宅配に高い関心

2024年2月1日

東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の農業生産者と政府関係者による視察団が1月30日(火)、茨城県茨城町を視察しました。そのなかでパルシステム連合会職員が、生協宅配の仕組みと産直活動について紹介し、高い関心が寄せられていました。

生産者や政府関係者に説明

視察団は、日本政府による「ASEAN地域の農民組織の能力向上及び日本の食関連企業との連携支援事業」の一環として来日しました。農協などの生産者団体代表と政府関係者らで構成し、6日間の日程で国内の小売、流通、生産の視察や講義の受講などを通じ、農産物の安定供給や収入安定のための情報取得を目的としています。

そのなかでパルシステムからは「パルシステムの産直・宅配の考え方とその仕組み(流通方法)」と題し、第1産直部長の那須豊が、生協宅配の仕組みとパルシステムにおける産直活動について紹介しました。試食品として提供したフィリピンやタイで生産されるバナナを例に「商品取引だけでなく生産者と消費者の交流を前提としています。お互いの理解を深め、信頼関係を構築することが目的です」と話しました。

参加者からは「私の国でも利用できますか」「私の国と協力関係をつくる方法はありますか」「地元で生産される産品を取り扱ってもらうにはどうしたらいいですか」など、多くの質問が寄せられ、高い関心を示していました。

提供したバナナを食べながら聞き入る姿も