「環境・気候変動アクション学習会~パルシステムで食品ロスを削減!~」を開催しました

2022年10月27日

地球規模で取り組まれる2050年の脱炭素社会の実現へ向け、パルシステム環境委員会では「環境・気候変動アクション2022」を年間で取り組んでいます。2022年のパルシステムの食品ロス削減月間は『我が家の食品ロス削減アクション』と題して、環境省の後援で展開しています。

10月1日(土)に東京・新宿区のパルシステム連合会東新宿本部にて「超えトーク 環境・気候変動アクション学習会~パルシステムで食品ロスを削減!~」をオンラインで開催しました。組合員、役職員、一般参加など約150名の参加がありました。

開会にあたり環境委員会・高野祐子委員長(パルシステム福島理事長)は、「食品の流通のあらゆる過程で発生する食品廃棄物・食品ロスは環境問題にも大きな影響を与えているともいわれています。私たちが家庭でできる具体的な工夫を一緒に学びましょう」と挨拶しました。

「パルシステムで食品ロスを削減!」家事と暮らしの研究家 中山あいこさん

はじめに、パルシステム組合員であり家事と暮らしの研究家 中山あいこさんより「パルシステムで食品ロスを削減!」をテーマに講演がありました。パルシステムでの買い物の工夫や活用方法、そのほか食材収納や献立の工夫によって、自然に家庭での食品ロスを減らすことができるとお話しがありました。食材を余らせてしまったという失敗からの学び、「家事のモチベーションが上がらない時にはどうしていますか?」といった事前に集まった質問や、当日のチャットへの回答でも具体的なアイデアをたくさんお話しいただきました。

後半は、環境委員会・小島教子副委員長(パルシステム東京常任理事)より、パルシステムの「もったいない」を減らす商品作りなど事業的な取り組み、予備青果をフードバンクや子ども食堂等の地域団体に寄付している仕組みなどを紹介しました。

また、明治大学商学部 所康弘教授のゼミ学生4名から、これまでの食品ロスの研究内容、パルシステムの産直産地・和郷園への視察訪問の報告、「家庭と事業者が協力すること、フードロスについて知ろうとする努力が解決への第一歩」と研究の過程で見えてきた内容が発表されました。

今年度、所ゼミとパルシステムは食品ロスの事業者ヒアリングをきっかけに連携しています。
「明治大学商学部・所ゼミが日本メキシコ学院とSDGsをテーマに相互学習交流」(ゼミ紹介ページ)

ロス削減には生活者と作り手、事業者の連携が必要

最後に環境省 清家裕さんより、「気候危機は待ったなしの課題で、食と環境は密接に関係しています。食品ロス・食品廃棄物削減には生活者と作り手や事業者が連携することが必要です。この学習会では様々な立場・視点からのお話があって沢山のヒントがありました。今日から、1つでも良いので、できることからやっていきましょう。」と後援にあたってのメッセージをいただきました。

『我が家の食品ロス削減アクション』後援メッセージ 環境省 清家裕さん

閉会にあたり、環境委員会・高橋宏通事務局長(パルシステム連合会常務執行役員)より、「パルシステムでは今年は組合員のご家庭での食品ロス削減を呼びかけます。この学習会で中山さんからお聞きした実践的な工夫を参考に『我が家の食品ロス削減アクション』ご参加ください。」と挨拶しました。

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