うちエコ診断で夏の省エネにチャレンジ!実践報告

2022年8月30日

パルシステム組合員のお二人に、環境省の省エネ診断ツール「うちエコ診断WEBサービス」の自己診断から、おすすめされる省エネ対策を6月中旬~7月中旬の1か月間実践していただきました。まだまだ残暑が厳しい毎日、お家の省エネの参考にぜひご覧ください。

■うちエコ診断WEBサービスのおすすめ対策の中から選んだ内容

・不在部屋の照明を消す

・冷蔵庫の設定を弱くする

・近所は自転車や徒歩で行く

昨年の電気使用量と料金の比較

電気使用量は45kWh削減成功したものの、燃料費調整額が値上がりしたため、電気料金は714円のUPとなりました。

― 省エネ対策はどのように取り組みましたか?

不在部屋の照明スイッチだけでなく使用していない電化製品のスイッチもこまめに消すようになりました。冷蔵庫は開閉時間を減らすように庫内を整理したので設定温度を低くしても変わりなく使用できました。気温が高い日が続いたので徒歩での外出は少なかったですが、近所は自転車を使用したので以前よりは車を使う事が減りました。

― 省エネ取り組みについてご家族の協力は得られましたか?

パルシステムでんきポータルサイトから電気使用状況が詳しくわかるので、昨年と比べたり、どの時間帯に使用が増えるのか、家族でチェックしながら取り組みました。特に息子はこまめにスイッチを消す事を気にかけてくれたので助かりました。チャレンジが終わった後も家族で習慣化しています。

― 1か月間の省エネチャレンジに取り組んだ感想を教えてください。

電気使用量は抑える事はできましたが、昨年よりも燃料費調整額が値上がりしているため電気代はUPしました。来月から電力調達調整額も加わるので、その前に省エネ習慣をつけられたのは良かったと思います。今年は梅雨明けが早く、昨年に比べエアコンを使用する日が多かったですが、省エネチャレンジ前にエアコンのフィルター掃除、室外機と窓の前にシェードを付けて暑さ対策をしていたので、設定温度をそれほど下げなくても涼しく過ごせました。昨年扇風機が壊れ、新たに消費電力の少ないDCモーターの扇風機を購入したのですが、エアコンと扇風機の併用も良かったと思います。毎日の小さな積み重ねが家計にも地球にも優しいことがわかり、暮らしの見直しになりました。

■うちエコ診断WEBサービスのおすすめ対策の中から選んだ内容

・シャワーからお湯を出す時間を1人5分程度にまで減らす

・家族団欒で過ごす

・食器洗いでお湯を流しっぱなしにしない

・炊飯ジャーの保温をやめる

・部屋を出るときに照明を消す

・冷蔵庫の設定を弱くする、中身を詰めすぎない

・エアコンの温度設定を控えめにする、フィルター掃除をする

昨年の電気使用量と料金の比較

電気使用量は133kWh削減成功したものの、燃料費調整額が値上がりしたため、電気料金は4,248円のUPとなりました。

― 省エネ対策はどのように取り組みましたか?

うちエコ診断や電力会社のWEBサイトで、電気使用量を調べたところ、電気温水器の占める割合がとても大きいことがわかりました。家族で相談し、なるべくお湯を使わないようにすることに。今までは主人と子供がシャワーにお湯を使い放題でしたので、1人5分と目標設定しました。

冷蔵庫の中身の整理、洗いものでお湯を使わないようにする、炊飯ジャーの保温をやめる、照明を消すなども負担なくすぐに実行できました。

― 省エネ取り組みについてご家族の協力は得られましたか?

仕事で忙しい主人と思春期の息子の協力が得られるかどうか心配ではありましたが、新聞では連日のように脱炭素が話題、息子は小学生のころからSDGsに触れ、理科の自由研究や高校の課題でも再生可能エネルギーの研究に取り組んでいたので、「CO2削減ね、いいよ!」と、2人とも二つ返事でOK。

「ママがごはん作るときに冷蔵庫を開けている時間が長いよね?あれ気になっていたんだけど」と言うので、「そういうあなたはシャワー長くない?」などとなり、家族で何ができるか話し合いしやすかったです。電力会社のWEBサイトで時間ごとの電気使用量が翌日にグラフと数値で確認できたので、どの行動をすると使用量が増えるのか見てもらいました。数値を見せることで納得してくれ、とても役に立ちました。

― 1か月間の省エネチャレンジに取り組んだ感想を教えてください。

省エネに取り組みはじめてしばらくすると、電子レンジを使うかIHを使うか、どちらが電気を使わないのだろう?休日に家のエアコンを(室内飼いの猫がいるため)28度設定のまま外出し、自家用車で商業施設や図書館まで行き過ごすのとでは、どちらが省エネでCO2削減になるのだろう?など、省エネの選択肢がいくつか出てきて、どれを選んだら省エネになりCO2排出量が一番少ないかを家族で考えるようになりました。このまま家族と省エネチャレンジを続けたいと思います。

※うちエコ診断士
環境省の「うちエコ診断ソフト」を活用し、各家庭の光熱費やCO2排出量を「見える化」し、各家庭の住まい方やライフスタイルに合わせた適切なアドバイスや提案を行うことができる、環境省認定の公的資格です。

電気の検針票をチェック&電気料金の仕組みを理解して、省エネ削減効果を知ろう!

1.検針票をみてみましょう

例:パルシステムでんき、2022年3月検針票 赤枠はチェック項目です

2.電気料金のしくみ

電気料金は3段階の料金編成になっています。使用量が上がることで電気料金単価も上がります。3段料金になることで単価がぐっと上がっていることが分かります。

気軽に取り組める夏の省エネ

・朝や夕方の打ち水(気化熱により周囲の空気が冷やされます)

・TVなど家電からの放熱も冷房効率に影響するので、使わない家電の電源はOFFに

・室外機のまわりに物を置かないようにし、屋根を付けて直射日光を避ける

▽参考ページ

環境省 クールビズ 家族の健康のため適正な温度でクールな夏の暮らし方

コロナ禍からの景気回復で石炭・液化天然ガスの需要が世界的に高まり価格が高騰した影響で、電気料金が値上がりしています。効率的に電気を使用して家計の負担を減らしましょう。

※うちエコ診断WEBサービス

環境省の家庭エコ診断制度の取り組みのひとつ。住まいやライフスタイルの情報から年間の光熱費やCO₂排出量が分かり、平均的な世帯との比較や、各家庭に合った対策を知ることができます。スマートフォン、タブレット、パソコンから、5分程度の簡単な自己診断が可能です。

お問い合わせ先

パルシステム連合会 環境活動推進室
メール:kankyousitu@pal.or.jp