サステナアワードでSDGs賞を受賞 コア・フード牛の持続可能な生産と消費が評価
2021年2月4日
農林水産省、消費者庁、環境省が連携して持続可能な生産と消費を広める活動を推進する「あふの環(わ)2030プロジェクト」主催の「サステナアワード2020伝えたい日本の”サステナブル”」において、パルシステムの「コア・フード牛」の取り組みがSDGs賞(つかう部門)を受賞しました。授賞式は2月1日(月)にオンラインで開催されました。
サステナアワード受賞作品「パルシステムのコア・フード牛」
パルシステムの「コア・フード牛」は輸入穀物飼料をいっさい使わず、自給飼料と食品副産物を活用しながら、牛の生理にあった育て方を実践しています。さらに、持続可能な生産のため、一頭単位で取り引きし、すべての部位を無駄なく組合員のもとへ届ける「予約登録制度」を採用しています。この取り組みは、2020年で満20年を迎えました。
「サステナアワード」はSDGsゴール12「つくる責任つかう責任」を踏まえ、食や農林水産業に関わる持続可能なサービス・商品を扱う地域・生産者・事業者、賛同する消費者グループの取り組みを広く国内外に発信していくことを目的として開催されました。
これからも三位一体で
今回受賞した「SDGs賞」は、食料プロセスの循環のなかに生産者・消費者・販売者が参画できるしくみがあり、「経済」「社会」「環境」についてバランスの取れた取り組みに贈られ、コア・フード牛では動物の生きる環境に配慮していることについても評価されました。
授賞式に参加した大信政一理事長は「コア・フード牛は生産者と組合員の継続的な交流によって20年という長い間、継続することができています」と述べました。
コア・フード牛の生産者代表として参加した宮北牧場(北海道)の宮北輝さんは、「組合員の想いを形にした取り組みを、次世代にもつなげていきます」と今後の意気込みを語りました。