予約登録米の登録数が18万人 ごはんを食べて地域と環境を守る
2019年6月11日
パルシステム連合会では毎年、田植え時季に予約を募り、収穫から年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」の登録を呼びかけています。2019年は、登録数が18万8千人、28万点となりました。
登録者を優先してお届け
予約登録米は、1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2019年で24年目を迎えます。田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1回、定期的に届けます。不作や震災などで調達が厳しくなったときも、登録者を優先して届ける安定した制度です。
パルシステムの予約登録米は、すべて産直産地で生産された米で、化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らず栽培されます。こうした環境保全型の米作りは、生産者にとって手間がかかり、田植え前から出荷が約束されていることが、安心した米作りにつながります。予約登録米は、生産者のリスクを軽減する制度にもなっています。
1人当たり年間消費量換算で29万人分
2019年産の予約登録米は、登録人数が18万8,765人(前年比99.2%)と前年を若干割ったものの、重量・点数ともに上回りました。1年間利用すると、重量は1万5,914t(同102.6%)となり、農林水産省の食糧需給表による1人当たり年間消費量換算で、およそ29万人分にのぼります。
食生活の多様化や少子高齢化、単身世帯・共働き世帯の増加などによる食の簡便志向の強まりにより、家庭内での米の消費が長期的に減少するなか、組合員のみなさんの理解と利用が進んでいます。
※参考資料:面積調査、作物統計、食料需給表(いずれも農林水産省)。今年度より、休眠および予約米のお届け1年停止の組合員を除き、会員生協独自米の数値を追加するなど、新たな算出方式を採用しています。
2019年産「予約登録米」の募集受付開始 28産地から届く環境にやさしいお米|2019年4月5日
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