エコでおしゃれな新商品カバーを開発 帰宅時になごみ、くらしになじむデザインを
2017年9月15日
野菜のイラストをふんわりと配置
もっと若い世代に寄り添った事業を開発したい――2016年春、パルシステム連合会で「若年層タスク」が発足しました。開発された商品カバーは、立候補で集った若い職員チームから提案された施策のひとつです。くらしの風景に溶け込む、温かくも洗練されたデザインを追求しました。
商品カバーは、不在時に荷物を留め置きする際、紛失、獣害などを防止するために通い箱にかけておくものです。利用の意向がある組合員のみなさんへ、各生協から貸し出しています。
元となるデザインはグループ職員の公募と投票で決定しました。野菜のイラストをふんわりとあしらい、予約登録米に取り組むパルシステムの象徴として、稲穂も配置しています。商品化にあたっては、デザイナーとイラストレーターを新たに起用し、描き起こしました。
旧制服を「捨てない」プロジェクトに参加
特筆すべきは、2017年4月からの新ユニフォームへの切り換えにともない、大量に廃棄されてしまう旧ユニフォームを廃棄せず、再利用することで石油資源やCO2排出量の削減に貢献しています。不要となった衣料品を再資源化する㈱日本環境設計の衣類リサイクルプロジェクト「BRING」に参加しました。カバー下部には、同プロジェクトのロゴマーク(ミツバチ)が入ります。2017年8月までに回収された旧ユニフォームは6.6トンに及び、CO2排出量を5割以上削減したことになります。
「産直と環境のパルシステム」をそのまま表現した新商品カバー。1万5千点を制作し、一部会員生協にて10月頃から運用される予定です。
パルシステムはこれからも、持続可能性を念頭に、若い世代に寄り添った取り組みを進めていきます。
身近な体験を新事業につなげるプロジェクト
新商品カバーは「シッパー(配達に使用する発泡スチロール箱)がださい」「帰宅時のテンションが上がらない」といった声に、再生繊維の活用を組み合わせ、パルシステムの取り組みを体現したものです。このほか若年層タスクで発案され、実現しているものとして「わたしのママくらし」の発行、3日分の時短ごはんセット、yumyumでのお料理セット取り分けメニュー提案などがあります。