<予約登録米をご登録の方へ>2月4回以降の値上げについて

2025年1月27日

いつもパルシステムをご利用いただき、ありがとうございます。
現在ご登録いただいております予約登録米は、2月4回(A週・2月24日以降のお届け)から値上げとなります。
組合員のみなさまにはご負担をおかけしますが、ご理解いただき変わらぬご利用をお願いいたします。

予約登録米の真価が発揮されました。

予約登録米は、田植えの段階で指定の銘柄を登録することで、1年間、4週に1度定期的に米が届く仕組みです。
2024年は米不足のなか、予約登録米は欠品することなくお届けができ、30年前の米不足がきっかけで始まった予約登録米の真価が発揮されました。

 

【田植え前】
組合員は、銘柄を指定し、登録
パルシステムと産地で、年間計画を立てて、作付け量を決定
※4月の案内チラシでは、前年の価格を参考価格として掲載しています

【田植えから収穫まで】
生産者は、注文数の予測がつくので、手間ひまのかかる環境保全型の米作りにも安心して取り組めます

【夏~秋】
予約登録米分の米を優先確保
収穫量が見えてきたタイミングで、産地と新米の取引価格を決定
※2024年は、米の在庫がひっ迫し、米価が高騰しました

ご理解と引き続きのご利用をお願いします

パルシステムでは、予約登録米の予約数や過去の受注状況などをもとに、産直産地と年間計画を立てて米を確保しています。米の取引価格の決定は、収穫量が見えてくる新米の時期。米不足を受けて2024年産は、軒並み市場価格が高騰。昨年との価格差は銘柄によっては倍以上にも及ぶほどになりました。数量の確保も厳しく、安定供給のため、パルシステムでも取引価格を上げざるを得ない状況になりました。カタログ注文の価格は段階的に値上げをしてまいりましたが、予約登録米についても2月4回より値上げいたします。組合員のみなさまにはご負担をおかけしますが、変わらぬご利用をお願いいたします。
※現在、予約登録米はすべての銘柄で新規募集および登録点数追加の受付を停止させていただいております。

米の安定供給には時間がかかります

「令和の米騒動」と呼ばれた2024年夏は、量販店での品切れやパルシステムでも米の注文数が大幅に増え、米の在庫がひっ迫する事態となりました。
当初は、新米の収穫が無事にできれば、米不足や価格の高騰は解消すると思われていましたが、その後の台風や豪雨も影響し、2024年産米も収穫量は前年並みです。各所で米の確保がむずかしくなり、米価が高い状況が続いています。

食べ続けることが米作りの応援に

食料自給率100%と言われる米も、生産者の高齢化や米農家戸数の減少によって、年々生産量が減少しています。生産現場では米作りに欠かせない肥料や電気、ガス、灯油などの燃料、流通経費や各種機械まで、コストが上がり続ける一方、コロナ禍以降、米の価格は上がらず厳しい経営状況が続いてきました。
また異常気象やカメムシ被害などによる米の収量や品質低下で、生産者の収入が大きく減少してしまうことも問題になっています。手間ひまのかかる環境保全米は、需要が高まっても、すぐには生産量を増やすことはできません。
これらの状況も考慮し、生産者が米作りを続けられる価格をめざして価格の見直しを行います。お米を食べて産地を応援していただくことが、将来の作付けにつながっていきます。この度の値上げについて、どうかご理解いただけますようお願いいたします。

値上げ後の価格は、1月4回のお届け情報をご確認ください

対象銘柄と値上げ後の価格は、1月4回お届け情報のお知らせ欄、または2月4回以降の買い物カゴをご確認ください。値上げとなっても、カタログ掲載時よりもお得に購入できる点は変わりません。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

24年産の「有機 山形つや姫」は、一部をコア・フード米としてお届けします

2024年7月25日に発生した山形県豪雨は、河川等の氾濫をもたらし、庄内地域の「有機山形 つや姫」の水田に外部からの水の流入が確認されました。その結果、2024年産のみ有機認証が
取得できなかった米が発生。有機栽培と同じ基準で栽培しているものの、有機認証のための管理からは外れてしまいました 。パルシステムでは、生産者の栽培の努力に応えるためにも、該当の米の栽培履歴を確認し、コア・フード米としてお届けします。もちろん、味や食味、栽培方法に違いはありません。

お届けのパッケージも変わります