サヘル・ローズさん「おせっかい食卓」に協力

2022年7月6日

児童養護施設関係者へペルシャ料理で”恩返し”

パルシステム連合会は7月2日(土)、俳優で人権活動家のサヘル・ローズさんによる「おせっかい食卓」に協力しました。自ら孤児だった経験をもつサヘルさんが児童養護施設関係者15人を招き、ペルシャ料理をふるまいました。パルシステムは会場と一部食材を提供したほか、当日の運営に協力しました。

「助けようとしている人がいる」忘れないで

「おせっかい食卓」は、東京都新宿区のパルシステム連合会東新宿本部で開催し、調理を補助するスタッフや取材者などあわせて約30人が来場しました。児童養護施設の運営者や利用経験者などが招待され、サヘルさんが中心となって調理したペルシャ料理がふるまわれました。

サヘルさんは、イラン・イラク戦争によって7歳まで孤児院で過ごし、養母に引き取られたあと来日。その後も公園で生活するなど困窮した経験を持ちます。サヘルさんは、地元ペルシャ料理の紹介を交えながら当時を振り返り「私たちの存在に気付いてくれた人が、食べものなどを提供してくれて助けられました。困ったことがあっても、助けようとしている人がいることを忘れないでください」と語りました。

料理を盛り付けるサヘルさん

招待したみなさんへペルシャ料理がふるまわれました

スタッフ紹介で笑い声に包まれる場面も