給付型奨学金制度で新たに12名の学生を支援 1年で3千万円以上の募金が寄せられました

2022年2月9日

パルシステム連合会はこのたび、給付型奨学金制度において2022年度から、新たに12名を対象とし、4月から給付を開始します。前年から3倍に増やし、対象者の合計は16名になります。給付金は、パルシステムを利用するみなさんの寄付でまかなわれています。

給付だけでなく学生の心に寄り添います

パルシステムは2019年度に給付型奨学金制度を創設し、2年間のモデル事業を経て2021年度から本格運用を開始しています。

給付対象者の学生へ毎月4万円の奨学金を支払うほか、生活相談をはじめ精神的サポートを行う「伴走型支援」が特徴です。募金の一部は、伴走支援団体の活動費用としても活用されます。

運用は、利用者である組合員からの募金によってまかなわれます。初年度となる2021年度分(2021年3月までの募金を運用)は、2021年1月の呼びかけ開始から3月までの2カ月で約1万6千人から1千万円以上の募金が寄せられました。

2022年度に運用する募金の総額は、2022年3月末時点で3,100万円を超える見込みとなりました。なかでも毎月一定額を寄付する「奨学生応援サポーター」は約7,500人となり、「どんな環境・境遇であっても、未来は明るく開けているということを知ってもらいたいです」など、学生に向けた温かいメッセージも寄せられています。

こうしたことから、2022年度は新たに給付する対象者を前年の4名から12名へ増やし、合計16名の学生を支援することになりました。奨学生は、学費が賄えないなど経済的に困窮するだけでなく、家庭環境などにも困難を抱えている学生のみなさんです。

パルシステムでは今後も、さまざまな理由で生活に困窮するみなさんを支援していきます。

パルシステムの給付型奨学金制度

※募金は、パルシステムグループ10生協(1都11県)への加入者から受け付けています。