共済連が「ささえあい基金」創設 20団体へ983万円 「地域づくり基金」は11団体へ997万円を助成
2022年1月31日
パルシステム共済連は2021年度から、生活困窮者支援活動などを応援する「ささえあい基金」を創設しました。初年度は20団体へ983万円の助成が決まりました。パルシステム連合会の「地域づくり基金」も、11団体へ997万円の助成が決まりました。両基金をあわせると、2千万円規模の助成制度になります。
格差拡大で増える生活困窮者支援活動などを応援
「ささえあい基金」は、社会問題化する貧困格差拡大への対応など支え合える社会づくりを目的に、各種活動に取り組む市民団体やNPO団体への助成金制度として創設されました。助成金はCO・OP共済《たすけあい》の剰余金の一部が活用されます。
組合員理事や有識者を交えた審査会の結果、初年度となる2021年度は、20団体へ983万円を助成することになりました。
助成先の活動例「特定非営利活動法人フードバンク湘南」(神奈川県)
特に生活が苦しいとされているひとり親家庭をはじめ支援を必要とする家庭へ食料を支援しています。未来ある子どもたちが健やかに育つことを願いながら、日々活動しています。
パルシステム共済生活協同組合連合会「ささえあい基金」助成先はこちらから
持続可能な地域づくりと農林水産業の発展に貢献
「地域づくり基金」は、2000年度に「レインボー・パル基金」として創設されました。大規模災害被災地域の復興支援や食と農をつなぐ活動、地域の環境保全などを目的とした事業へ助成しています。2021年度は、11団体へ997万円を助成します。
助成先の活動例「KONTINU」(インドネシア)
パルシステムで取り扱う「エコシュリンプ」を生産するエビ養殖地域において、住民が河川にごみを捨ててしまわないようゴミ箱を設置し、環境保全活動に取り組んでいます。