政府へ福島原発処理水放出に抗議 適切な情報公開・評価と民主的な合意形成を

2021年4月30日

菅義偉内閣が東京電力福島第一原発の放射能処理水の「海洋放出」を閣議決定したことを受け、パルシステム連合会は連携する消費者団体とともに抗議文を提出しました。

意見要旨は次の通りです。

1.民主的な合意形成が行われていません
2.トリチウム以外の放射性物質の残留量や総量が明らかになっていません
3.処理水の海洋放出による漁業と子供たちの将来への悪影響が懸念されます

提出した意見全文は、別紙の通りです。

「放射能処理水の『海洋放出』の閣議決定に抗議します」意見全文(PDF)

パルシステム連合会は2007年から、生活協同組合あいコープみやぎ、グリーンコープ共同体、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会、NPO日本消費者連盟の消費者団体とともに呼びかけ団体として「『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」に参加し、原子力発電に頼らない持続可能なエネルギー社会の実現を呼びかけています。

パルシステムは引き続き協同の力で、原発に頼らない社会の実現に向けさまざまな団体と連携しながら、生活者がエネルギーを選択できる社会をめざしていきます。

パルシステムのエネルギー政策