TPP批准に抗議します 「富の独占」でなく誰もが心豊かにくらせる社会づくりを

2016年12月9日

国会で審議されているTPP(環太平洋連携協定)批准の承認案と関連法案が本日、参議院本会議で可決され、承認、成立しました。パルシステム連合会は、国民的な議論が不十分なまま採決されたことに強く抗議し、同日、政府へ抗議文を提出しました。

私たちパルシステムグループは「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」を理念として活動しています。産直を通じて消費と生産をつなぎ、地域でお互いが助け合う社会づくりに取り組み、資源循環と持続可能性を追求してきました。その立場から、TPPは到底、相容れない考えに基づく制度であることを確信しています。

TPPに限らず世界的な経済活動の自由化をめぐる議論は、これからの日本のあり方が問われるものです。にもかかわらず、この国が目指すべき未来や、子どもたちへ引き渡したいくらしが語られぬまま、TPP批准が承認されたことについて、強い危惧を覚えます。次世代に対して責任をもち、誰もが心豊かにくらせる社会のあり方について、幅広い国民的議論が行われることを強く求めます。

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パルシステムのTPPに対する立場について