核兵器禁止条約の批准を求める意見書を政府へ提出 核兵器なき世界の実現へ責任ある行動を
2020年11月19日
パルシステム連合会は2020年11月18日(水)、政府に対し「核兵器禁止条約の発効を歓迎し、日本政府の批准を要請します」を提出しました。「唯一の戦争被爆国」として被爆者のみなさんの想いに寄り添い、核兵器のない世界の実現のために責任を果たすよう要請します。
歴史上初となる核兵器を違法とする核兵器禁止条約が10月24日(土)、50の国および地域によって批准され、発効の要件を満たしました。発効までには、参加各国政府のほか、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)をはじめとするNGO、広島・長崎の被爆者、世界各地の核実験の被害者などによる多くの尽力がありました。「唯一の戦争被爆国」である日本政府は、核保有国と非核保有国の「橋渡し役」を表明しながら、それにともなった行動を示せていません。
意見書は、菅義偉首相へ提出しました。同条約に賛同し発効の要件が満たされたことを心から歓迎するとともに、条約の批准と締結国会議の参加による核廃絶への積極的な役割発揮を求めます。
意見要旨は次の通りです。
1.核兵器禁止条約を批准し、核兵器の廃絶に向け努力をしてください。
2.被爆者の声に耳を傾け、思いを受け止めるとともに、核兵器禁止条約締約国会議に参加し、「核兵器のない世界」の実現へ積極的に役割を果たしてください。
提出した意見全文は、別紙の通りです。