核兵器禁止条約発効へ ヒバクシャに寄り添い、核兵器のない世界を

2020年11月2日

平和への思いが、核兵器禁止条約制定の力に

ヒバクシャ国際署名は、「生きているうちに、何としても核兵器のない世界を実現したい」と、平均年齢82歳を超えた広島・長崎の被爆者が始めた署名活動です。

2017年に「核兵器禁止条約」が国連で採択され、核兵器廃絶への動きが加速するなか、条約に賛成した各国で批准が進まなければ発効できない、という状況を変える重要な行動として、パルシステムグループはこの活動に取り組んできました。

パルシステムグループでは、2017年から2020年にかけて署名活動を行い、寄せられた署名は24万8,216筆にのぼります(2020年8月末/受付終了時点)。

核廃絶に向けた組合員のみなさんの思いは、日本被団協を通じて国連へ目録が届けられました。新型コロナウイルスが収束次第、国連総会へ提出される予定です。ご協力に心から感謝申し上げます。

2020年10月24日、核兵器禁止条約の発効に必要な国・地域が50に達しました。条約は90日後の来年1月22日に発効します。核兵器の使用や保有を初めて違法化する国際条約となります。組合員のみなさんをはじめとする一人ひとりの平和への思いが大きなうねりをつくり、条約の実現に役割を果たしたととらえています。

これを機に、また原爆投下から75年という節目の年を迎え、ヒバクシャに寄り添い、核兵器廃絶へ向けた国際社会への働きかけなど、さまざまな団体と連携しながら進めていきます。

平和の大切さを広く呼びかけ、争いのない世界を次世代につなげていくために――パルシステムグループはこれからも組合員のみなさんとともに、呼びかけや活動を続けていきます。

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