「2020年7月豪雨」被災した産地へ支援金を贈呈しました 組合員の想いを生産者へ

2020年9月17日

パルシステムグループは9月10日(木)、パルシステム岩槻センター(埼玉県さいたま市)にて災害緊急支援募金の贈呈式を開催しました。被災した産地を代表して、九州と関東の6つの産直産地に支援金を贈呈しました。

株式会社マルタ

今回は全国各地の産地のうち、熊本県にある田浦マルタ、芦北モグラ会、福浜マルタ3産地において大きな被害を受けました。生産者の中には柑橘の木が流されてしまい農業が続けられないと考えた者もいましたが、今回のご支援でもう一度気持ちを奮い起こすことができました。生産者一同の励みになっています。

パルシステム連合会・松野副理事長(パルシステム東京理事長)(左)と鶴田社長(右)

(株)ジーピーエスからも見舞金を贈呈、(株)シーピーエス・島田社長(左)

福岡八女農業協同組合(福岡県)

山間部では土砂崩れにより圃場に行けず、管理や出荷作業を行うことができませんでした。また平坦部では田畑の冠水が発生し、トマトやいちごの施設が一部倒壊しました。またその後の長雨、日照不足によりぶどうを中心に出荷量の減少につながってしまいました。現在は生産者の努力により、徐々に復興の兆しが見えてきています。今後は生産者一丸となりよいものをたくさん届けていきたい。

パルシステム埼玉・樋口理事長(左)と大藪東京営業所長(右)

農事組合法人佐原農産物供給センター(千葉県・茨城県)

7月の長雨の影響で秋冬の青果の種まきができませんでした。さらに、8月は高温・乾燥で芽が一切出ない状況が続きました。組合員みなさんの支援に対してお返しをする間もなく、さまざまな災害が起きてしまっています。しかし、みなさんからの温かい気持ちを生産者に伝えながら、これかも頑張っていきますので、期待してください。

パルシステム千葉・佐々木理事長(左)と香取代表(右)

つくば市谷田部農業協同組合(茨城県)

長雨や日照不足の影響により、じゃがいもや葉物をはじめ農産物全体に被害が出ています。また、梅雨明け後は当組合の圃場では1日しか雨が降らず、種をまいても発芽状況がかなり悪い状況です。しかし、このような状況でありますが、みなさんからたくさんの注文をいただけることは大変助かっています。地域の生産者の中には、コロナウイルス感染拡大の影響で栽培した作物を出荷をすることができず、収入の落ち込みで非常に苦労されていることもあり、心を痛めています。今回の支援金は有意義に使わせていただきます。

(左から)パルシステム茨城 栃木・青木理事長、寺内専務、小川産直部会副部会長

株式会社野菜くらぶ(群馬県・青森県・静岡県)

他の産地のみなさんと同じように、厳しい気象条件に本当に悩まされています。夏時期は群馬県を中心に高原産地として力を発揮しなくてはならないところ出荷量が減少してしまい、ご迷惑をかけてしまった部分もありました。今回、支援金をいただいたことで、組合員のみなさんが生産者のことを気にかけてくださっているのだと感じました。これからもご支援いただいた分、お返しができるように励んでまいりたいと思います。

パルシステム連合会・渋澤専務(左)と小林取締役

農事組合法人葉菜野果産直(茨城県)

6~7月の長雨の影響で多くの作物に被害があり、作業の負担も大きくなりました。一つでも多く出荷しようと懸命に作業をしています。我々の産地は若い後継者も多いなか、今回の支援は大変励みになります。これからも頑張っていきます。

パルシステムグループ役職員と大塚果菜部会長(右から3番目)

パルシステム連合会・渋澤専務より、「支援募金には組合員それぞれの産地を応援したい、支えたいというメッセージが込められています。顔を合わせて話しをする機会がなくなりつつある今、この想いをどのように次につなげていくのか、我々も考えていかなければならない時だと感じています。これからも一緒に取り組みを深めていきましょう」と産地にエールを贈りました。

久しぶりに顔を合わせて近況を報告し合いました

 

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