六ヶ所再処理工場の稼働に反対する意見を政府へ提出 再エネで持続可能型社会を

2020年8月21日

パルシステム連合会は2020年8月20日(木)、安倍晋三首相と更田豊志原子力規制委員会委員長へ、六ヶ所再処理工場の稼働に反対する意見書を提出しました。「核燃料サイクル」の撤退と再生可能エネルギーを中心とした政策転換を求めます。

日本原燃株式会社の再処理事業は、1989年に事業申請され1993年から着工が開始されたものの、長期間を経た現在も完成していません。建設費用も当初計画の約7,600億円が、現在は約3兆円と4倍に膨れ上がっています。

原子力規制委員会は7月29日(水)に開催された定例会において、青森県六ヶ所村にある日本原燃の再処理工場について、稼働の前提となる安全審査の合格を正式に決めました。報道によれば、日本原燃は2021年の操業をめざしているといいます。しかしながら、この審査結果は生活者である市民の安心と信頼を得られるものではありません。

提出した意見全文は、別紙の通りです。

「六ヶ所再処理工場の稼働に反対する意見」への意見書(PDF)